安倍元総理の死後、問題となっているのは安倍さんの後継者はどうするのかということです。
来年4月に衆議院山口4区の補選が行われる予定ですが、安倍さんの意志を継ぐのは果たして誰になるのでしょうか。
安倍さんの昭恵さんの間に子供はいませんから養子となるのか。
一部では昭恵夫人が出馬かとの声もあるようですが果たして。
安倍家母・洋子と妻・昭恵の微妙な関係性

安倍晋三・昭恵夫妻には子どもがいません。
一方で、安倍さんの母・洋子さんは、安倍寛元衆議院議員、安倍晋太郎元外相、岸信介元総理、佐藤栄作元総理と大物政治家を何人も輩出してきた安倍家をなんとしても存続させたいと考えています。
そのため、後継を産めない昭恵夫人と姑・洋子さんの関係は微妙だったようです。
安倍晋三には子どもがいない
昭恵夫人が不妊症
先ほどもお伝えしたように安倍さん夫妻の間に子どもはいません。
どうやら昭恵さんが不妊症で、子どもができなかったようです。
昭恵さん、不妊症であることを公言していて、不妊治療で3カ所くらいの病院に通われてこともああるようですが、長続きせず子どもは諦めたようです。
「非国民」
「安倍家の嫁として失格」
と、周囲から後継者を産まないことで非難されることもあったようですが、昭恵夫人の持ち前の明るさと、安倍さんの理解と支えのおかげでこれまで夫婦二人で歩んで来られました。
安倍さんは、昭恵さんに
「絶対子を産んでくれ」
とは言わなかったそうです。
それだけお互いに愛し合っていたのですね。

いつも仲良く手を繋いでいたことが印象に残っています。
二人は深い絆で結ばれていたのでしょう。
安倍さんの後継者は誰になる?
安倍さんが亡くなる前から、この後継者問題は報じられていましたが、先送りにしていた問題が今回の安倍さんの急逝により大幅に前倒しされることになりました。
一体誰が安倍さんの意思を継いで後継者となるのでしょうか。
安倍さんの兄の息子
母・洋子さんは、長男(安倍元総理の兄)の寛信さんの息子を後継にしようろしていたそうです。
しかし、本人は政界入りには否定的で、民間大手に勤めているようです。
今後も政治家になるつもりはないようですから、後継者になる可能性はなさそうです。
岸家から養子

現在浮上している策として安倍さんの弟・岸信夫防衛大臣の子どもを昭恵さんの養子に迎えるという説です。
その場合、現在岸防衛相の秘書を務めている長男の信千代さんではなく、次男が安倍家に入ることになるのではということです。
しかし、昭恵さんがOKしないだろうとの見解もあります。
かつて、子どもができない昭恵さんに安倍元総理が
「養子をもらうのはどうか」と提案されたことがあったようですが、結局もらわなかったようですし、安倍さんなき今、養子というのは昭恵さん一人で決められることではありません。
また、昭恵さんは森永製菓創業者の血筋・松崎家のご令嬢ですから、養子となると松崎家の承諾も必要になってくるでしょう。
昭恵夫人出馬

そして、もう一つ浮上しているのが昭恵さん本人が出馬するという説です。
地元山口では、昭恵夫人の支持は厚く、特に後援会や女性メンバーから絶大な支持を得ています。
政治に関しては素人ですが、人柄や人気は抜群で、安倍元総理に恩がある地元企業のバックアップは固いでしょう。
後継者なしで3選区の戦い
補選は現行の区割りで行われる予定ですが、次の総選挙からが山口の選挙区は区割り改定で1減の3となります。
安倍元総理は、前回の衆院選では山口4区から出馬していますが、次回は4区が廃止に。
今回の補選に誰か出馬したとしても、次回の衆院選で勝てるかはわかりません。
つまり、3つの選挙区を現職の林外相、岸信夫防衛相、高村正衆議院議員、いれば安倍さんの後継者で3つの椅子を取り合うことになります。
この補選で、強力な後継者を立てないことには、次の衆院選で安倍家の系譜が途切れることになりかねません。
そのため、誰も後継者を立てないということはないと思われます。
世襲制が根強い日本の政治が変わる時なのかもしれません。