「愛は勝つ」の代表曲で知られている
シンガー・ソングライターのKANさんが、
2023年11月7日、死去していたことが発表されました。
KANさんは、
3月に「メッケル憩室がん」であることを公表し闘病していました。
しかし、今回死因は公表されていません。
なぜなのでしょうか。
本当の死因はなんなのか調査しました。
【訃報】KANが61歳で死去
「愛は勝つ」の曲が大ヒットした
歌手のKAN（かん、本名木村和＝きむら・かん）さんが
死去したことが11月17日に分かりました。
61歳でした。
葬儀はすでに親族とごく近しい人たちで済ませているようです。
死因は明らかにされていませんが、
今年3月に日本では数十例ほどしか症例がない
「メッケル憩室がん」であることを公表し、
予定していたツアーも断念し闘病していました。
KANさんのこの曲には
多くの人が励まされ勇気をもらったことでしょう。
KANの死因が非公表の理由は？
KANさんの死因は公表されていません。
普通であれば、発表していた病気があるので
その闘病生活の末ということになるかと思いますが、
今回は、そうとは発表されていません。
遺族の意向で発表がなかったということでしょう。
だとすると考えられる理由は、
・死者の名誉のため死因を公表したくなかった
・死因がはっきりとわからない
・病気に負けたと思われたくなかった
などでしょうか。
そもそもプライベートなことなので
公表する義務はないですが、
やはり著名人となると
なぜ亡くなったのかは注目されますよね。
それでは、
KANさんの本当の死因はなんなのか詳しくみていきましょう。
【５選】KANの本当の死因は？メッケル憩室がんではない？
①メッケル憩室がん
公表こそされていないものの、
やはり死因として考えられるのは闘病を公表していた
「メッケル憩室がん」
です。
日本では数十例ほどしか症例がない病気です。
メッケル憩室とは、
小腸の壁の一部が袋状になって外側に突き出たものを指します。
◆メッケル憩室 憩室と呼ばれる内臓の外側に飛び出た袋状の突起物が、小腸の壁の一部にできたもの。出産の際に胎児と母体を結んでいる卵黄管が出産後に残り、吸収されずに残ってできる。メッケル憩室のある人は人口の１～２％程度。男性に多く、ほとんどの人は無症状という。「メッケル」は発見した１９世紀ドイツの解剖学者の名に由来する。
引用：スポーツ報知
消化管の形態の異常の一つで、
2％前後の人が持っていると言われているそうです。
その多くは無症状ですが、
約20%の人に症状が発生し、
腹痛や出血を引き起こすんだそうです。
メッケル憩室でも腸重積を引き起こすことがあり、典型的な腸重積と異なり発症年齢が高く、繰り返すことがある。
治療は手術が基本。
ときに周辺の小腸にも影響がみられることもあるため、周辺組織に対しての手術介入を行うことがある。
炎症や出血による影響がメッケル憩室のみに限るようであれば切除。
小腸にも影響が起きているときには、腸管切除・吻合術が必要になることもある。
KANさんは、2022年秋に数週間
腹痛が継続したことから検査をしたところ、
がんが判明しました。
予定していたツアーを中止し、2023年4月に再入院しましたが、
5月には退院を報告しています。
その後も、ラジオのパーソナリティーの仕事を続けていて、
10月からは第1週のみの出演でしたが、
11月4日深夜の放送は、
治療に専念するため欠席したとのことです。
病院に入院してずっと闘病しているのかと思いましたが、
そういうわけではなかったようです。
しかし、11月に急激に体調が悪くなったのではないでしょうか。
②合併症
とはいえ、
メッケル憩室で死亡することは非常に稀であるそうです。
しかし、メッケル憩室を持つ人は、
合併症を発症するリスクもあります。
メッケル憩室を持つ人が何らかの合併症を発症する生涯リスクは約4～6％。15～30％の人で胃腸出血、腹膜炎、腸閉塞が発生する可能性がある。
引用：スポニチ
全ての合併症の6・4％のみが外科的治療を必要とし、未治療のメッケル憩室の死亡率は2・5～15％とされている。
そのため、他の病気が併発したことによる
死去だったのかもしれません。
色々併発したことで、全ての病気を公表するのも・・・
ということであえて、
死因は公表しなかったのかもしれませんね。
③ワクチン？
また、ネットでは、
メッケル憩室で死亡することはほぼないことから、
ワクチンが原因ではないかと指摘する声もあります。
えっ？？KAN死亡！！
— コロナビールは大好き (@janojaman) November 17, 2023
これ、ほんとにワクチン疑うわぁ
実際にKANさんがワクチンを接種していたのか不明ですし、
ワクチンが死とどう関係しているのかもはっきりとわかりません。
④自死？
病気など体の不調によって思うような音楽活動ができずに
自ら命を断つという可能性もあるかもしれません。
しかし、KANさんの病気は治る病気です。
内科全般に詳しい秋津医院（東京・品川区）の秋津壽男院長は、メッケル憩室がんについて
引用：スポーツ報知
「手術でがん部分を切除し、腹膜に転移していなければ命に別条はない。早期発見段階であれば、十分にアーティストとして復帰することはできる」と話す。
ＫＡＮさんは公式サイトで
「組織摘出施術を行い」と発表していたことから
「開腹して検査をしたのではないか。小腸は長いので、２０～３０センチ切除しても大丈夫。劇的に体重が落ちることもない。体力さえ戻れば、ライブも十分に可能です」
引用：スポーツ報知
ということで、不治の病ではなかったようです。
そのため思い詰めて自死するということはまずないでしょう。
また、ラジオでも、
「いいことだけをイメージして、治療最優先の生活に入りますので、皆さんも『KANさんだったら大丈夫じゃない?』とみんなに思ってもらってるのがエネルギーになる気がします」
と治療に前向きでした。
⑤その他の病気
今回のがんとは別に他の病気が見つかった可能性もあるかもしれません。
あるいは、突然死に多い、
心筋梗塞、心筋症、弁膜症、心不全などの心臓病
の可能性も。
しかし、これらはどれも推測に過ぎず、
本当の死因が公表されていない以上
断定はできないでしょう。
ただ、やはり可能性としては、
公表されていたメッケル憩室がんを発端に、
体の調子が悪くなっていったのではないでしょうか。
KANさんのご冥福をお祈りいたします。
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