夏の甲子園決勝戦で慶応が仙台育英を破り
107年ぶりに優勝しました。
しかし、その応援がうるさすぎる、
圧がすごいと批判され炎上しているようです。
一体、どんな応援だったのでしょうか。
また、批判される理由や
マナー違反なのかどうかも調査しました。
【映像】慶応の応援の圧力がすごい?
107年ぶりに夏の甲子園で見事優勝した慶応(神奈川)。
そのあまりに凄すぎる応援がこちら。
仙台育英VS慶應義塾甲子園決勝の球場の雰囲気が阪神ファンの応援より迫力がある。
— 煉さん (@yomoyayomoya2) August 23, 2023
慶応の応援が慶應の選手達を後押ししてるのは間違いないけど応援の声に仙台育英は圧倒されてしまうなこれ。
応援の力はすごいと感じる。神奈川県民の結束力すごすぎ。慶應優勝になるか?pic.twitter.com/X048A5c9EF
慶応の三塁側応援席からは
得点のたびに応援歌「若き血」が響き、
また、守備でもアウトを重ねるたびに
大歓声が湧き起こっていました。
先頭打者ホームランで
応援にも勢いがついていたようです。
慶應の応援凄すぎる… pic.twitter.com/w67JgkGtLy
— たっぴザ・ロック (@Tapy_3875) August 23, 2023
慶応の勝利に変わりはないのですが、
X(旧ツイッター)では、
慶応の応援が凄すぎて、
仙台育英は”アウェー”の立場になったことから
かわいそう、フェアじゃないとの意見もありました。
「慶応の応援が凄すぎてドン引きしてる 仙台育英の選手かわいそう」
「あとちょっと慶応の応援うるさくて守備の声掛け聞こえずらいのかも
甲子園の主役は球児達なのに…」
【理由】慶応の応援が批判されるのはなぜ?

慶応の応援に対する世間の声です。
試合中は、
慶応の応援の圧が凄すぎて、
仙台育英が可哀想、妨害だとの意見が目立ちました。



慶応の応援が批判される理由としては、
①単純に応援がうるさすぎる
②仙台育英の選手がやりづらくフェアじゃない雰囲気
③応援が主役じゃないのに悪目立ちしすぎ
④陽キャに対する僻み?
⑤シンプルに慶応が嫌い
などがあるようですね。
慶応の応援が悪いわけではないですが、
仙台育英が可哀想という意見は少なからずありますね。
両方応援してるけど…慶応の応援の件については確かに応援する家族以外に県内のお客さんも育英より おおいいので掛け声もうるさすぎて 批判があいついでるのは仕方ないですよね。確かに…育英がかわいそうですね。家族の声援も聞こえてないし… 慶応の側の声援に声を消されてしまうのは悲しい…
一方で、
応援は自由だし、
応援のせいで負けたわけではないとの意見も。



様々な意見が飛び交いますが、
結果は変わらないですし、
応援する人たちは純粋に応援していただけでしょうね。
個人的には、慶應の組織力なんだから仕方がないと思う。
そしてその大応援に、選手が呑まれてしまったのも悔しいけど仕方ないと思う。
もちろん、やられた方はやりづらさだったり、
嫌だなという気持ちにはなるでしょうが、
応援の人数も学校のパワーですから
そこは仕方がないのではないでしょうか。
慶応の応援はマナー違反?
では、
慶応の応援はマナー違反なのでしょうか。
どうやら指定の場所以外で立ち上がっての応援はNGのようですが、
そうしたシーンもあり注意のアナウンスもあったようです。

応援の声の大きさはさておきアルプス席以外での内野席や外野席での立って応援することは高校野球では明らかなマナー違反。後ろの人の視界を遮り迷惑を掛けることくらいわかるでしょうに。選手は頑張ったのにこのような関係者がいることは非常に残念で素直に祝福することはできません。
引用:Yahoo!ニュースコメント欄
確かに、これは周囲への配慮が足りないですね。
ただ、
あの応援の圧自体には問題はなかったように思います。
応援でマナーの基準は、
相手校を中傷するような野次を発することは禁止とされています。
・相手のエラーや四球で出塁や得点した際に、相手を侮辱すること
・「ラッキー…」など相手のミスを喜ぶこと
・ブラスバンドの同時演奏
・演奏は自校のチームの攻撃の時のみ
・相手校の攻撃の際は、試合の流れを見ながら
拍手や声で、投手やチーム全体を励ますのみ
つまり、
自チームのプレーを賞賛するものはOKで、
相手チームの選手を侮辱することはNGです。
慶応の応援は、
決して相手チームを侮辱するものではなかったと思います。
これもやはり学校のパワーですから
仕方がないのではないかと思います。
応援の力が大きいのもあるでしょうが、
日々過酷な練習に励んできた選手たちは、
相手チームの応援どうこうで
実力を発揮できないほど弱くはないのではないでしょうか。
ただ、応援の声が大きすぎて、仲間の声が聞こえず
守備でぶつかるエラーがあったのは事実です。
応援が支障をきたしたとも言えますので
そこは改善が必要ですね。
ただ、応援は抜きにしても
それぞれのチームが全力を出し切った結果の
慶応の勝利には変わりはありません。
慶応応援団が仙台育英をリスペクトのシーンも!

また、慶応の応援団がしっかりと
仙台育英に敬意を払って気遣うシーンもありました。
慶応が初回に丸田湊斗外野手(3年)の先頭打者本塁打で先制し、
その後、仙台育英の先発・湯田統真投手(3年)が暴投し、
1死二塁となると、仙台育英ベンチからマウンドへ伝令が送られました。
この時、それまで地鳴りのような応援を展開していた
慶應の三塁側アルプスが、
仙台育英に配慮し、
伝令の指示、声掛けを邪魔しないように
ブラスバンドのボリュームを下げ、
プレー再開を待ったというのです。
この光景に
「スポーツマンシップに則った素晴らしい姿勢だ」
と称賛の声もあがっています。
決して、相手チームへの圧がすごいだけの応援ではなく、
相手への敬意忘れていませんでした。
高校球児たちを応援する姿勢は
どちらのチームも変わらないのではないでしょうか。