アパートやマンションの契約駐車場に無断駐車をされ自分の車が停められなくて困った!
という経験ありませんか?
運転手を探すも近くにはおらず・・・。
腹立たしさと自分の車をどこに停めるかという問題で本当に困ってしまいますよね。
こんな時どうする?
という生活トラブルの対応方法・解決策を元警察官の私エトがお教えします!
自分の契約駐車場に無断駐車!どうしたらいい?
仕事から疲れて帰ったら自分の契約駐車場に知らない車が停まっていた!
正直めちゃくちゃ腹が立ちますよね。
わかります!
こっちは毎月駐車場代払ってるんだぞ!
何勝手に停めてるんだ!
という怒りが湧いてきます。
と怒っていても解決はしないのでこんな時どうするか?
間違っても仕返しで車に傷をつけたりしてはいけませんよ(笑)
周囲を探しても持ち主は見当たらないし、夜だったら大声で探すわけにもかないですよね。
こういう時に取れる手段をいくつかご紹介します。
警察に連絡
まず思いつくのが、警察に通報するということではないでしょうか。

実際、私が警察官時代にもこうした通報は結構ありました。
ただ、結論から言うと警察は私有地で車を取り締まる権限はないのでどうしようもできません。
そのため、
「この無断駐車を取り締まってください!」
ということはできないということになります。
ただ、警察にもできることはあります。
それは、車のナンバーから持ち主を調べて連絡をとることです。
もちろん、必ずしも所有者と連絡が取れるわけではないので、連絡が繋がらなければ移動は難しいです。
その時は、諦めていただくしかありません。
また、あまりに夜遅い時間でなければ、パトカーのマイクで
「1234(車のナンバー)の白のセダンの車の運転手さん、他の方の駐車枠に停められているので至急移動してください。」
などと、広報することもできます。
これで出てきてくれて移動できるケースもあります。
出てこなかったとしても警察まで出動させたというプレッシャーを与えることはできますね。(性格の悪さよ)
しかし、本来の警察の業務ではないため頻繁に警察に通報をすることは避けた方がいいでしょう。
また、緊急ではないので間違っても110番通報はしないようにしましょう。
こうした時は、ご自身の地域を管轄する警察署に連絡をしましょう。
ご自身の管轄署がわからない場合は、
「○◯市 警察署」
などでネット検索すれば電話番号も出てくると思います。
普段からもしもの時のために、ご自身の地域を管轄する警察署の番号は登録しておくことをお勧めします。
24時間対応可能ですので、困ったら相談してみてください!
無断駐車している人は、そのアパートやマンションのどこかの部屋を訪ねている場合がほとんどですから連絡がつけば移動してもらえる可能性は高いですので試してみる価値はあるかと思います。
もし、連絡がつかなくても警察に断りを入れて貼り紙で注意喚起をしてもらうことも可能ですから、ご自身の身の安全のためにも警察に間に入ってもらうのは安心ですね。
ただ、先ほども言いましたがこれが警察の本来の業務ではありませんので(あくまで市民サービスやトラブル防止のため)移動できなくても警察官に文句を言ったりしないようにしてくださいね!
お怒りはお察ししますが!
管理会社に連絡
さて、警察官には権限がないということをお伝えしましたが、では誰に権限があるのかというとアパートやマンションの管理会社・管理人ですね。
夜だと連絡がつかない場合もあるかもしれませんが、管理会社・管理人に連絡を入れて即日、もしくは後日注意をしてもらうということです。
この場合も先に警察に車の所有者を調べてもらう必要がありますが、難しいのは、車の所有者が訪れている先の居住者の親族などではなく繋がりが不明の場合ですね。
ただの友達だった場合、管理人はその方に連絡を入れることはできませんから(車の所有者情報は個人情報にあたるため警察は教えられない)、注意ができません。
その場合、管理人は全入居者に対して、
「先日、無断駐車がありましたので、来訪者がある場合は、勝手に駐車しない様にお伝えください。」
くらいの注意になるかと思います。
それで効果があればいいですが・・・
いずれにしてもすぐに車を移動してもらえる可能性は低いので、すぐに移動してほしい時は警察への連絡をお勧めします。
貼り紙で警告
警察にも管理会社にも連絡しなかった時、あるいは連絡しても持ち主が現れなかった場合、自分が我慢して車を別のとこに停めたとしても何かしら持ち主に「迷惑だったこと」は伝えたいですよね。
そんな時はワイパーなどに紙を挟んで警告するという手もあります。
もちろん、車に傷がつかないようにテープとかで貼ることは避けましょう。
ワイパーに挟んでおけば風で飛ばされることもないでしょうし、車に痕が残ることもありません。
勝手に停められて怒り心頭なのはめちゃくちゃわかりますが、その怒りに任せて行動したばっかりに自分が不利になるのは本末転倒ですからここは冷静に対応しましょう!
今回一回きりのことかもしれませんし、続くようでしたらそれこそ警察に相談して対応してもらいましょう。
いずれにしても当事者同士でトラブルになることは避けた方がいいので第3者に間に入ってもらうのが無難でしょう。
無断駐車を未然に防ぐ対策
では、未然に無断駐車を防ぐにはどうしたらいいのか。
面倒かもしれませんが、コーンやブロックを置いておくだけでも効果はあります。
何もないところに停めるのは簡単ですが、ブロックなどが置いてあると、車から降りてそれを移動させてまた車に乗ってという工程が増え、そこまでして車を停めることが億劫になってきます。
視覚的にもコーンが置いてあると「停めてはいけない」ということがわかりますから、牽制になりますね。
もちろんこれはご自身も面倒な工程が増えるのですが、あまりに無断駐車が続くようでしたら、こうした対策をとることもお勧めです!
無断駐車の対処法・対策まとめ
いかがでしたか。
私も警察官時代、無断駐車(敷地内)案件は何度も取り扱ったことがありますが、本当に腹が立ちますよね!
故意でしかないですもんね。
停まっていないから少しの間ならいいかという本当に身勝手な考えで行動されていますから、そんな人には天誅を!と個人的には思います(笑)
ただ、先ほどもお話ししたように怒りに任せて強硬手段をとればご自身が不利になってしまう可能性もありますから、あくまで冷静に対応しましょう。
まずは、警察や管理会社に連絡をして、持ち主や居住者に連絡をとって移動してもらいましょう!
それが難しかった場合でも、管理会社から注意喚起のビラをポストに入れてもらったり、無断駐車の車のワイパーに注意書きを挟むなど何かしらの対応ができます。
当事者間でトラブルになることは避けて、第3者(警察や管理会社)を間に挟んで冷静に対処しましょう!
今後も日常生活のトラブルや困りごとの解決策を元警察目線から発信していきますのでお楽しみに!!