鬼才・園子温さんの自身の拉致被害をモデルにした
映画を撮影したことでも知られる
俳優で映画監督の水井真希さんが、
32歳の若さでこの世を去ったことがわかりました。
この記事では水井真希さんの経歴や死因について、
暴力やハラスメントを受けていたと告発した
西村喜廣さんとの関係についても見ていきます。
水井真希が死去・プロフィールや経歴は?

名前:水井真希(みずい・まき)
出身地:千葉県
生年月日:1990年8月10日
没年月日:2023年7月23日
没年齢:32歳
職業:俳優・映画監督
水井真希さんは、
俳優・映画監督・脚本家として活躍した人物です。
「愛のむき出し」や「冷たい熱帯魚」などで
知られる映画監督の園子温さんのもとで学びました。

(園子温監督)
その後、2013年には映画監督デビュー。
自身も被害者となった連続少女暴行拉致事件を映画化した
「ら」が公開されました。
この作品では自ら企画、脚本、監督を務めました。
当事者ならではの視点で、
深い傷を負った少女の精神世界が描かれていて、
国内や海外の映画祭で上映されました。
また、グラビアアイドルとしても活動し、
撮影会なども開催していました。
ピンキーガール撮影会@大阪
— 水井真希 (@mmizui) September 23, 2016
9月24・25日(土・日)長堀橋駅徒歩3分
団体撮影6000円〜 個人撮影11000円〜
予約:08038699455https://t.co/hOyMlRiC8C
関西圏では初めての撮影会です お待ちしてます#着エロ #グラビア #セクシー pic.twitter.com/m2JGX3Md2J
自身が拉致被害に遭った経験などから、
性暴力に関する講演などを開催し、
法改正などを訴えてきました。
そんな中、2023年7月23日、亡くなりました。
水井真希の姉です
— 水井真希 (@mmizui) July 28, 2023
突然のご報告、失礼します
2023年7月23日、水井真希は永眠いたしました
昨日、家族にて見送りは済ませております
生前、皆様にはご迷惑をおかけし
また、大変お世話になりました
今まで本当にありがとうございました
水井真希さんの姉による投稿で明らかになりました。
水井真希の死因は?自死やワクチン?

32歳という若さでこの世を去った
水井真希さんの死因はなんだったのでしょうか。
姉の投稿では明らかにされていませんが、
考えられるものを考えていきたいと思います。
①持病があった?
水井真希さんには持病があったのでしょうか?
過去のツイートをさかのぼると
こんな投稿がありました。
普通、国民年金と国民保険で月2万円位
— 水井真希 (@mmizui) September 24, 2020
交通費(アトリエ定期)で23,000円ちょい
東映とか東宝への交通費自腹
5万円じゃ手元に何も残らない
因みに20歳の時は病気で寝たきりでした(父の扶養保険)
年金は若年猶予申請
最低賃金と生活保護知らないとか、私どれだけ無知だったのだろう
19歳のころ、映画の制作会社での給料は月5万円で、
暮らしていくために夜はキャバクラで働いていたと言います。
しかし、激務で体を壊してしまい、
20歳のころには病気で寝たきりだった
と明らかにしています。
また、2022にも入院したことがわかっています。
病院なので配信でもするか…(違 pic.twitter.com/wyrF8bSzW8
— 水井真希 (@mmizui) January 18, 2022
病名は明らかにされていませんが、
熱が出ていて、一時期は絶食していた
ということなので一定重い病気だったとみられています。
これらの病気が
今回の死に関係している可能性もあるかもしれません。
②父の後を追って自死?
水井真希さんは生前、
自死をほのめかす投稿をしていました。
父親が脳梗塞で入院していて、亡くなったら、
自分も死ぬと綴っています。
お父さんが脳梗塞で入院したけど、お父さんが死んだらぼくも死ぬ
— 水井真希 (@mmizui) June 27, 2023
実際に父親が亡くなったのかわかりませんが、
この投稿は亡くなる1か月前に残されたものです。
父の後を追って自死した可能性もあります。
ワクチン接種の副作用?
水井真希さんは新型コロナのワクチンを
定期的に接種していて、
これまでに少なくとも5回は
接種していることがわかっています。
ワクチン 5かい うった
— 水井真希 (@mmizui) December 2, 2022
ぼく っょぃこ だから pic.twitter.com/vypPCmEZrA
記事では水井真希さんの自死の可能性にも触れましたが、
最近の投稿では、
自身が出演する映画の上映情報について
告知していましたので、
死ぬつもりなどなかったのかもしれません。
8月5日(土)@エムズカンティーナ
— 水井真希 (@mmizui) July 11, 2023
水井の出演作も上映されるそうです
ゲスト登壇する予定なので、続報お待ち下さいませ https://t.co/O21tVpNy2i
この年齢での急死ということであれば、
ワクチン接種の可能性も十分に考えられます。
水井真希の死去と西村喜廣からの性加害は関係ある?
水井真希と西村喜廣の関係は?
水井真希さんは、
園子温監督のもとでアシスタントをした後、
映画監督・特殊メイクアップアーティストの
西村喜廣さんのもとに移りました。

名前:西村 喜廣(にしむら・よしひろ)
出身地:東京都台東区
生年月日:1967年4月1日
年齢:56歳(2023年7月)
職業:映画監督
特殊メイクアップアーティスト
西村さんはスプラッターやホラーなどを
得意とする映画監督です。
多くのホラー映画や作品で、特殊メイクを手掛けたほか、
「シン・ゴジラ」や「実写版 進撃の巨人」にも
参加するなどメジャー作品でも活躍していました。

西村さんは自身が監督を務めた作品に、
水井真希さんを出演させるなどしていました。
両者は良き師弟関係にあり、
監督と俳優として良いパートナーシップを
築いていたように見えていました。
性加害を訴えるも逮捕される
しかし、2022年8月、
水井真希さんは西村喜廣さんから暴力や性加害を受けた
としてTwitterなどで告発しました。
そして機嫌を損ねている際は私に、殴る、罵倒する、物を壊す、などの暴行を振るいました
— 水井真希 (@mmizui) August 30, 2022
一度、顔面を殴られて鼻血を出した際は、氏の奥様を交えて話し合い「もう二度と殴らないと約束する、今回は警察沙汰にしない」と場を納めました
水井真希さんは、ノーギャラで、
西村さんの特殊メイク・造型のアトリエで働きました。
そこではミスに対する体罰が常態化していたそうです。
やがて、合意の上で肉体関係を持つようになったといいます。
ただ、西村さんは機嫌を損ねている際は、
殴る、罵倒する、物を壊す、など暴力を振るってきたといいます。
一度、西村さんの妻を交えて話し合い
『もう二度と殴らないと約束する、今回は警察沙汰にしない』
と場を納めましたといいます。
水井真希さんが今回告発にいたった経緯は、
西村さんから強制性交被害を受けたという
未成年少女からの被害相談でした。

この告発を受け西村さんは真っ向から反発、警察に相談し、
水井真希さんは3度にわたり逮捕されていたといいます。
西村さんによると、
1度目は不法侵入、器物破損。
2度目は不法侵入、ハッカー行為、データ窃盗。
3度目はあからさまな誹謗中傷行為で逮捕され、
起訴猶予に近い不起訴処分になったとしています。
西村喜廣が水井真希の訃報に追悼コメント

揉めに揉めていた水井真希さんと西村喜廣さんですが、
水井さんの死後、
西村さんは今の気持ちを表明していました。

「家族以外で一番ショックだったのは自分だと思う」
と水井さんとは近しい関係にあったこと強調。
「本当に悲しい」と苦しい胸の内を明かしました。

また、ひとつ気になる部分もありました。
死因について、
「前に水井がいつも飲んで寝てる薬を飲まされたら
気絶したように寝てしまった思い出があります。
もし、いつもの薬で寝たまま死んでしまったなら、
僕がそっちに行った時、起こしてやろうと思います。」
ということです。
水井さんはふだんから強めの睡眠薬を飲んでいて、
この薬が関係しているのでは?
と分析しています。
水井さんがなぜこの世を去ったのかはわかりませんが、
自身も辛い経験をしながら、
同じ被害者を増やさないために活動してきた
水井真希さんのご冥福をお祈り申し上げます。