ジャニーズ事務所の
故・ジャニー喜多川前社長による
性加害問題を受け、
新社長に就任した東山紀之さんらが
9月7日に会見を開きました。
その際、記者から、
Mステ出演者はジャニーズの忖度があるのではないか
との話題が上がりました。
今回は、
Mステに出演できずにいるアーティストや
その理由、
逆に出演できているグループの特徴をまとめました。
Mステジャニーズ忖度を認めた?

放送回数1400回を超える「Mステ」で
ジャニーズタレントが出演しなかった放送回は
20回にも満たないそうです。
ジャニーズとの結びつきが強く、
国内の男性グループの出演が制限されていたのではないか
という問題について、
記者から忖度疑惑が投げかけられました。
「こうした忖度はまだ続いたほうが良いと考えるか?」
の問いに対し、東山さんは
「必要ないと思います」
と断言しました。
「ファンの人たちがいてこそなので、
これは忖度とかそういうの関係なく、公平に行くべき」
東山さんの言葉は、これまでの
忖度を認めたと取れるでしょう。
会見に同席した
ジャニーズアイランド・井ノ原快彦社長は
「『ジャニーさん、メリーさんがこう言ってたから』っていう、
昔のタイプのスタッフがいたのも事実」
「忖度って日本にはびこってるから、それをなくすのは大変です」
と私見を述べました。

あるレコード会社関係者は、
ジャニー氏よりも、ジャニー氏の姉で2021年8月に亡くなった
引用:ピンズバニュース
メリー喜多川前名誉会長がにらみを利かせていた時のほうが、
男性グループの出演に関しては厳しかった
と語っています。

しかし、
藤島ジュリー景子元社長は
「(メリー喜多川さんが)ほかのグループの出演を止めようとする様子を
見聞きしたことはあるか?」
の問いに対し、
「『メリーが誰々を出すな』といった話を私が直接聞いたということはありません」
「タレントの努力なんじゃないでしょうか」
と圧力を否定しました。
もちろんテレビ局側の忖度ということも考えられますし、
当時からジャニーズの圧力で出演できないという噂はありましたから
事実だったのでしょう。
ジャニーズをやめていった
タッキー率いるTOBEや平野紫耀さんなどの
邪魔はしないかとの問いに、
東山さんが「しない」と断言していますから
今後は、
ジャニーズ忖度はなくなるのではないでしょうか。
Mステジャニーズ忖度で出れないアーティストまとめ

出演できなかったグループの特徴
Mステのジャニーズ事務所への忖度で
これまで番組に出演できなかったアーティストには
・ジャニーズタレントに似た要素がある
・元ジャニーズJr.のメンバーがいる
といった共通点があります。
Da-iCE

Da-iCEはサブスク1億回再生を突破した「CITRUS」で
2021年に「第63回日本レコード大賞」を受賞しています。
彼らがMステに出演できないのは、
・イケメン
・5人組
・メンバーは29~36歳
が理由かと思われます。
ジャニーズは、
5~7人のイケメンで構成されたグループが多いですよね。
年齢もHey!Say!JUMPやA.B.C-Zと同世代です。


ジャニーズタレントに似通っているために
出演できなかったのではないでしょうか。
JO1

日本のオーディション番組
「PRODUCE 101 JAPAN」で選ばれ結成した、
日本人11名によるボーイズグループです。
Mステに出演できなかったのは
メンバーの白岩 瑠姫さんが元ジャニーズJr.
であるためと思われます。
INI

「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」で選ばれた
11人の日本男性アイドルグループです。
メンバーの田島将吾さんが元ジャニーズJr.
で、2016年1月頃に退所しています。
BE:FIRST

AAAのラッパーを務める日高光啓さんが立ち上げた
発掘オーディションにより選抜された
日本のボーイズグループです。
Mステに出演できないのは
・日高光啓さんが元ジャニーズJr.
・16~25歳で7人のメンバー構成
だからでしょう。
ジャニーズタレントと被ると
思われてしまうのかもしれません。
実際「BE:FIRST」は、
今回のジャニーズの会見後、
ミュージックステーションに出演する方向で
テレビ朝日が最終調整していることがわかりました。
初出演となりそうです。
DA PUMP

1997年にデビューした彼らも
長年Mステ出演がないと言われてきました。
やはり、6人の男性グループということで
ジャニーズの競合と判断されていたのでしょう。
2018年に「U.S.A.」が大ヒットしてからは
Mステにも出演するようになりました。
6人全員がアラフォーとなり、
若手ジャニーズの敵から外れたと考えられます。
w-inds.

w-inds.は、
DA PAMPのメンバーであるKENが振り付けを
担当するなど
DA PAMPの後輩グループにあたります。
3人(現在は2人)のイケメングループ
であることからジャニーズ事務所に
敬遠されていたのではないでしょうか。
歌もダンスもそしてルックスも抜群ということで
当時ジャニーズにとって驚異的な存在だったはずです。
そのため、w-inds.は実力がありながら
日本の番組への出演は少なく、
海外進出がどんどん進んでいく結果となりました。
忖度の理由は競合潰し?LDHや海外勢はなぜOK?

Mステは
ジャニーズの競合グループを潰すために
忖度していたようです。
ただ、そんななかでも
EXILEなどのLDHグループや
韓国グループはMステに出演してきました。
彼らが許可されていたのはなぜでしょうか。
グループイメージが異なるから

ジャニーズタレントはいわば
正統派イケメン
中性的なイケメン
など
優男のイメージが強い風潮があります。
一方のLDHグループは強めで男らしく、
ジャニーズの押し出す風貌とは異なることが
理由の一つとして挙げられます。
ボーカルとパフォーマーに分離しているから

LDHグループは
メインボーカルとダンスパフォーマーに分離
しており、
メンバー全員が歌って踊るという
ジャニーズのスタイルとは異なることから
ライバル視されないものと思われます。
徹底した音楽グループだから

日本のアイドルグループは
音楽というより
タレントとしての活動に重きを置いてきたと言われます。
一方のK-POPはあくまでも音楽がメイン。
歌唱力はもちろんダンスパフォーマンスの違いは
歴然としていますよね。

過去には、レベルが違いすぎて
あとに歌った嵐が恥をかく
といったエピソードもあったことから
韓流アイドルも一時は締め出されていたようです。

ただ、
最近はTravisJapanなど
世界で活躍するジャニーズグループもいますので、
緩和したのでしょう。
Mステジャニーズ忖度まとめ
東山紀之さんは会見で、忖度は
「必要ないと思います」
と明言しました。
これまで、Mステに出演ができなかったアーティストは
- Da-iCE
- JO1
- INI
- BE:FIRST
- DA PUMP
- w-inds.
などで、彼らに共通するのは、
・ジャニーズタレントに似た要素がある
・元ジャニーズJr.のメンバーがいる
ことです。
競合グループを潰す、
言い換えれば自社タレントを押し出したい一心
だったのでしょう。
一方、
LDHグループや韓流グループは
イメージや歌唱スタイルの違い
などからジャニーズに敵対視されておらず
出演がかなってきました。
東山さんの発言の影響か否か、
BE:FIRSTがMステ出演の方向で動いているそうですから
今後の変化が楽しみですね。
ジャニーズのアーティストも他のアーティストも
分け隔てなくパフォーマンスして、
スキルを高め合って欲しいですね。