千と千尋に続いて舞台化が決まったジブリ作品2作目はなんと「となりのトトロ」!
こちらもまたまた人間以外の生き物がたくさん出てくるので実写は大変そうですが(笑)
どういう経緯で舞台化が決まったのか、きっかけとなった人物はジブリ作品に欠かせないあの人!
そして、なぜ日本ではなくロンドンなのか、さらに気になる日本での上演はあるのかなどまとめてみました。
『となりのトトロ』ロンドンで10月に世界初の舞台化!

宮崎駿監督のアニメーション映画『となりのトトロ』(1988)が、イギリスの名門演劇カンパニー:ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)によって初めて舞台化されることになりました。
2022年10月からイギリス・ロンドンのバービカン劇場で上演されます。
タイトルは、『MY NEIGHBOUR TOTORO』
直訳で「私の隣人のトトロ」と・・・そのままでした(笑)
よく考えたらなんでこんな名前にしたんでしょうかね。
宮崎駿作品は「○○の○○」というタイトルが多いですよね。
(崖の上のポニョ、風の谷のナウシカ、魔女の宅急便などなど)
隣ってお隣さんって意味なんですね。
隣の山に住むトトロということですよね。
なんか一夏の出会いでワクワクします!
子供の頃はこんな不思議な生き物が本当にいるのではと期待半分で信じていました。
そんなトトロが舞台化ということで最初ニュースを聞いた時
「え?あのトトロですよね?!」
と真実か疑ってしまいました。
だってトトロって人が演じるものじゃないですからね。
ということで、トトロなどの生き物は、バジル・ツイスト(ニューヨークを拠点とする人形劇)によってつくられたパペットが使われるようです。
千と千尋の時みたいに何人かで動かすということになるんでしょうね。
大変そうだ。
そして、舞台の予告映像がもう出来上がっているみたいですよ!
もう音楽だけでもトトロの世界観で引き込まれますよね。
どんな舞台になるのでしょうか。
ワクワクが止まりません!
上演は、2022年10月8日(土)から2023年1月21日(土)までです!
イギリスにいらっしゃる方や行けるという方は是非観に行かれてみてくださいね!

舞台化決定の経緯・なぜロンドンで?
今回舞台化のきっかけとなったのは、『となりのトトロ』の音楽などを手掛ける作曲家の久石譲(ひさいし・じょう)さんです。
久石さんがとなりのトトロの舞台化を提案し、宮崎駿監督が快諾。
題字も手掛けたスタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーは、「宮さんは『久石さんがやるなら』と快諾してくれました。
引用:Yahoo!ニュース
そして、久石さんが音楽とエグゼクティブ・プロデューサーを担当しています。
すごくないですか!
久石さんの曲はもう素晴らしいとしか言いようがないのですが、そんな作曲家の久石さんが舞台化を申し出たのがちょっと意外な印象でした。
久石さんがその思いを語っていました。
久石「日本にはミュージカルや舞台を好きな人が大勢います。ところが、日本発の世界中で上演されているオリジナル舞台作品、あるいはミュージカル作品がありません。『となりのトトロ』は世界中の人が知っている日本の作品です。もし舞台になったら、世界に出ていく最初の作品になるんじゃないか、そういう思いがあって『僕が観たい』と、宮崎さんに話したのがきっかけです。」
引用:Yahoo!ニュース
久石さん自身もトトロという作品がお好きなのですね。
日本発信の舞台を作りたかったのですね!
そのためには子供から大人まで幅広く世界中に知られているトトロだと。
世界に発信するならやはり日本の強みであるアニメ作品だ!という思いで選ばれたのですね。
そしてなぜその舞台に日本ではなく、英ロンドンを選んだのか。
僕は原作の映画に携わっていたので、映画を壊したくないという思いが強くあります。最初から日本語で舞台化したら、どうしても映画と被ってくる。ならば外国でやったらどうかと考えました。この作品に本当の意味で普遍性があるならーー僕はあると思っていますがーーまったく違うカルチャーで育った人たちが違う言語でやっても、きっと世界中の人に伝わるはずです。宮崎さんは佇まいの美しい方です。いつもシャツの一番上までボタンを締めているような宮崎さんの雰囲気は、イギリスと合う。それもあって、RSCに決まった時には本当に嬉しかったです。
引用:Yahoo!ニュース
宮崎駿監督へのリスペクトも込めてイギリスに決まったのですね。
これはなんというか、かっこいい。
やはり、宮﨑駿と久石譲と鈴木敏夫のトライアングルは最強ですね。
お互いをよく分かり合っていて、でも決して馴れ合いはしないそれぞれがプロフェッショナルという印象です。

制作はイギリスの名門ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)
今回の舞台を手掛けるのが、イギリスの名門演劇カンパニー:ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)です。
ロイヤルシェイクスピアカンパニー/ Royal Shakespeare Company (RSC)
引用:日本テレビ
シェイクスピア生誕の地、英のストラットフォード・アポン・エイボンを拠点とする英国の代表的な演劇カンパニー。パトロンをエリザベス女王、理事長をチャールズ皇太子が務めている。シェイクスピア作品のほか、現存の劇作家による新作の上演や、演劇プロデューサーのキャメロン・マッキントッシュの共同製作したヒット作品「レ・ミゼラブル」や「マチルダ・ザ・ミュージカル」など、世界中で愛される良質な作品を産み続けている。
シェイクスピアをリスペクトする劇団で、シェイクスピアや同時代の演劇を主に上演しているようです。
そんなRSCは、以前から『となりのトトロ』の舞台化を熱望していたようで今回念願叶って舞台化が決定!
演出は、「アクナーテン」でローレンス・オリヴィエ賞を受賞するなど、数々のオペラ作品を手掛けてきたフェリム・マクダーモットが担い、フェリムが主宰するカンパニー:インプロバブルが制作協力し、RSCと日本テレビが共同製作するそうです。
.@thersc and Executive Producer Joe Hisaishi @official_joeh present the premiere of Studio Ghibli’s My Neighbour Totoro live on stage at @BarbicanCentre. 🌱https://t.co/0lsEJ4H12j pic.twitter.com/Hrkgua55FX
— My Neighbour Totoro (@totoro_show) April 27, 2022
『となりのトトロ』舞台日本上演の可能性は?
さて、イギリスにお住まいの方やイギリスまですぐ行けるよ!という方以外は舞台を観に行くのは難しいですよね。
では、日本での上演はないのでしょうか。
ここで、久石さんのコメントを振り返ってみましょう。
映画を壊したくないという思いが強くあります。最初から日本語で舞台化したら、どうしても映画と被ってくる。ならば外国で・・・
「最初から」ということは、次があるということですよね。
つまり、それは次は日本でも!という久石さんの気持ちの表れではないでしょうか!
すぐにとはいかないでしょうが、このロンドンでの上演が成功に終われば今度は日本で舞台化の可能性は大いにありますよね!
これは期待大です!
千と千尋の舞台はチケットが即刻完売したのでトトロのチケットはゲットしたいですね・・・。
『となりのトトロ』ロンドンで10月に世界初の舞台化!まとめ
いかがでしたか。
舞台「となりのトトロ」観たくなりましたよね!
最後に舞台化についてまとめます!
- 上演はイギリス・ロンドンのバービカン劇場
- 上演は、2022年10月8日(土)から2023年1月21日(土)まで
- 手掛けるのはイギリスの名門演劇カンパニー:ロイヤル・シェイクスピア・カンパニー(RSC)
- 舞台化のきっかけは、作曲家の久石譲(ひさいし・じょう)さん
- 日本発で世界中で上演されているオリジナル舞台作品を生み出したかったから
- それには世界中で知られている日本のアニメ「となりのトトロ」がぴったりだと思った
- 日本ではなくロンドンでの上演となったのは、日本語で舞台化すると映画と被ってしまうため
- 外国語で演じても通ずるものがトトロにはあると思ったから
- 日本での上演の可能性は久石さんが「最初から日本語ですると・・・」という発言からもあり得る
流石にイギリスまでは行けませんが日本で上演される際は絶対トトロに会いに行きたいと思います!
