漫画家の小沢カオルさんの書いたイラストが高須クリニックの高須克弥院長を侮辱しているとして謝罪したニュースが取り上げられています。
小沢さんはどんな人物なのでしょうか。
顔画像や年齢など調査しました。
また、アルコール依存症や宗教などにはまる毒親に育てられたそうです。
漫画家になったきっかけもお伝えします!
高須院長のイラストで謝罪
小沢さんが書いたイラストが
「YES高須クリニック」でおなじみの高須院長を侮辱したものだとして、謝罪と訂正を求められたニュースがありましたね。

「イヤな仕事でもらった金…」などと話す女性の吹き出しの横に、
「有名整形外科医のアテンド」として、高須院長と思われるイラストが描かれていてこれについて訂正を求めたものです。

高須院長はこのことをTwitterに投稿し、謝罪があったことも報告しています。

小沢カオルさんとは、一体どんな人物なのでしょうか。
漫画家・小沢カオルプロフィール
こちらが小沢さんの顔写真です。

お綺麗な方ですよね。
基本プロフィールはこちら。
ペンネーム:小沢 カオル(おざわ カオル)
本名 | 菊池真理子 |
---|---|
出身地 | 東京都、埼玉県育ち。 |
生年月日 | 1972年9月29日(50歳) |
職業 | 漫画家 |
血液型 | O型 |
ジャンル | 4コマ漫画 エッセイ漫画 |
代表作 | あやしい取材に逝ってきました。 酔うと化け物になる父がつらい など |
突撃体験系レポートマンガの第一人者で捨て身の取材が特徴です。
このパワフルさの根源は、育った家庭環境、両親が関係しているようです。
家族構成

菊池真理子さんは、父・母・妹との4人家族です。
父:サラリーマン(アルコアール依存症)
母:専業主婦・新興宗教の信者(小沢さんが中学2年生のとき、自殺)
妹:詳細不明
父親はアルコール依存症
小沢さんは父親の人物像を次のように語っています。
- 平日はお酒は飲まないが休日は意識がなくなるほど酒を飲んでいた。
- 2~3杯でもう立てなくなるくらい元々アルコールに弱い。
- 母親が加入する新興宗教を嫌っていた。
- 元々サラリーマンだったが独立して会社社長に。
- 土日は、酒浸りで近所の人を家に上げ、麻雀をしていた。
- 酒癖は加齢と共にひどくなり、怪我をしたり糞尿を漏らしたりしていた。
- 小沢さんが40歳時に、父親は肺と食道のガンになる。
- 72歳で亡くなる。
しかし、小沢さんは、ただの酒癖の悪い父親という認識だけで、父親がアルコール依存症だと気付いたのはお父さんが亡くなってからしばらくしてからでした。
遠い知り合いが、お酒を飲むたびにひどく荒れて離婚を切り出され、アルコール依存症のセミナーに行くことになったそうで、そこに小沢さんも漫画の取材でついていくことになりました。
そこで初めて父親が「アルコール依存症」という病名のあるものだったと知ったそうです。
小沢さんは本名の菊池真理子でも本を出版していて、当時の体験をエッセイにまとめています。
「酔うと化け物になる父がつらい」第7話更新されました。母みたいな結婚はしたくない。そう決意した矢先に…。反響続々の実録アルコール依存エッセイ!https://t.co/xwNsDSDWtC pic.twitter.com/Nb05Mwa2Ca
— 菊池真理子 『「神様」のいる家で育ちました 〜宗教2世な私たち〜』発売中 (@marikosano_o) July 11, 2017
アルコール依存症の父との暮らしを描いたこのエッセイは、映画化もされています。
酒で壊れていくリアルな家族の様子が描かれています。
ぜひご覧ください!
母親は宗教に依存し家庭を顧みず
父親がアルコールに依存するきっかけになったとも言えるのが、母親が宗教にはまっていたことです。
小沢さんの語る母親の人物像がこちら。
- 新宗教創価学会信者
- 専業主婦だが新興宗教にはまっていた。
- 母親に集会に連れていかれることもあった。
- 貧しい家計を支えるため朝4時から、宗教の機関紙を配達していた。
- 感情の起伏が激しく人前では優し母を演じるが、家族には厳しく、泣いたりヒステリックを起こしていた。
- 小沢さんが小学校高学年の時に、母が内性器のガンになり摘出手術。
- その後急に更年期障害のような状態になり、ますます精神不安定に。
- 小沢さんが中学2年生の時に自殺。
母親が亡くなってからは、宗教と縁が切れたそうです。
近所の人たちは家にはやってこなくなりましたが、代わりに父親達は近場のスナックに集まって飲むようになったそうで、ベロベロによっていたそう。
母親がいなくなってからも父親のアルコール依存は治らなかったようですね。
漫画家になったきっかけも宗教

毒親に育てられた小沢さんですが、皮肉にも漫画を描いたきっかけもその宗教だったそうです。
小学校2年のとき、母親に宗教の集会に連れていかれた小沢さん。
その場には、母がたの親戚(全員信者)一同が来ていました。
そこでいとこが漫画を描いていて、小沢さんも『描いてごらん』って勧められたそうです。
漫画を読んだことがな買った小沢さんに、そのいとこがコマや吹き出しの描き方まで丁寧に教えてくれて漫画を描くのが好きになったんだとか。
初めて描いた漫画は、この施設の名前をタイトルにしたホラー漫画だったそうです。
小沢さんは、高校卒業後、大学進学も就職もせずにアルバイトをしながらフラフラとした生活を送っていたそうです。
そして22歳のころ、友達の家に置いてあった『ヤングマガジン』をみて、新人漫画賞の作品を募集していたことから応募してみたんだそうです。
大賞を取れば100万円もらえるという気持ちで応募したそうですが、結果は一番下の賞で5万円の賞金をもらったそうです。
次は、佳作に入選し30万円。
こうして漫画家の道を歩むことになりました。
小沢さんの人生に大きく影響を与えた毒親ですが、今はその体験談を描いて生計を立てているのですね。
父親のことを嫌っていた小沢さんですが、それでも最後まで見捨てることはできなかったそう。
そこに家族の不思議があるように思います。
自身が感じた家族の在り方や、問題などを赤裸々にエッセイにすることで同じような悩みを抱えている人の助けになるという思いで活動されています。
大小はありますが、みんなそれぞれ家庭の悩みってありますよね。
壮絶な人生を歩んできた小沢さんのエッセイにはたくさんヒントが詰まっていることでしょう。
ぜひ読んでみたいなと思う作品ばかりでした!