ロシアの資産家が「プーチン大統領の身柄を確保したものには1億円支払う」とSNSに投稿したことで今話題となっていますが、これを受けてTwitterなどでは
「プーチン氏を確保しても愛犬たちには手を出さないで!」
という声もあがっています。
プーチン氏は愛犬家としても有名ですが、改めてプーチン氏の愛犬は何匹いるのか、また種類や名前は何なのか気になったので調べてみました。
また、ある大統領から子犬をプレゼントされた時にとったプーチン氏の愛犬家らしい行動のエピソードなどもご紹介します!
プーチン大統領の愛犬の種類や名前
ロシアのプーチン大統領といえば政治的に有名なだけでなく、愛犬家としても知られています。
プーチン氏はこれまでたくさんの犬を家族に迎えています。
正確な数は明らかになっていませんが、各国から贈られた犬と共に生活しているようです。
今回は、その中の5頭をご紹介します。
大統領に愛された愛犬たちはどんな犬種だったのでしょうか。
1頭ずつ見ていきましょう!
1.コニー(ラブラドールレトリバー)

名前:コニー・パウルグラーヴェ
犬種:ラブラドールレトリバー
性別:メス
年齢:推定15歳
まず、1頭目がラブラドールレトリバーの『コニー』です。
コニーはプーチン大統領の寵愛を受けたことで有名な犬でなんとウィキペディアにも載っています!
コニーは、1999年にサイノロジー・センターで生まれ、捜索・救助犬として訓練されることになっていたそうです。
その後、2000年12月にロシアの政治家セルゲイ・ショイグからのプレゼントとして贈られ、プーチン氏の家族に迎え入れられました。
そして、2003年に、コニーは8匹の子犬を出産しました。
その子犬たちは、プーチン氏の家で育てられるのではなく、人に譲られたり、救助犬になったりしています。中には、友好の証としてオーストリア連邦大統領に贈られた子犬もいたようで、子犬を贈ることがメジャーだったのでしょうか?
こうして、プーチン氏の愛情をたくさん受けたコニーは、 2014年に推定年齢15歳で天国へと旅立ちました。
コニーを溺愛していたプーチン氏は、首脳会談にもよく同席させていたようで、プーチン氏のコニー愛が相当だったことが伺えますね。
片時も離れたくなかったのか、可愛い愛犬をみんなに自慢したかったのかはわかりませんが、なかなか大胆な行動ですね。
2.バフィー(ブルガリアン・シェパード)
プーチンが錯乱する中、プーチンの愛犬の秋田犬ゆめとブルガリアンシェパードのバフィーは無事なのだろうか pic.twitter.com/MPE87BLkSz
— 木 (@fragilityofwood) March 1, 2022
名前:バフィ―
犬種:ブルガリアン・シェパード
性別:オス
年齢:推定12歳
垂れた耳と濃い茶色が特徴的なこちらの犬は、2010年にブルガリア大統領ボイコ・ボリソフがプーチンに贈りました。
ブルガリアン・シェパードは別名カラカハン・ドッグと呼ばれ、ブルガリア原産の牧羊犬です。
子犬の時から大きいですよね。成長してさらに大きくなっていますが、子犬の時はテディベアのように抱っこされていて、手足も太く本当に可愛らしいですね。
名前はロシア国内で募集し、当時5歳の男の子の「バフィー」という案が採用され、名付けらました。
3.ユメ(秋田犬)
この秋田犬のゆめはロシアが東日本大震災の時に支援をしてくれたお礼にプーチン大統領に贈呈しました。
— 。。。。 (@asPJUbXwWezNIsb) February 28, 2022
ちなみに、「夢」という名前はプーチン大統領の提案だったそうです。
犬好きには悪い人はいないと信じたかったです。 pic.twitter.com/m3w3ky3uYe
名前:ゆめ
犬種:秋田犬
性別:メス
年齢:推定9歳
こちらは日本から贈られた秋田犬なので知っている方も多いと思います。
ロシアは東日本大震災の被災地へ復興支援を行っていて、その感謝を込めて、2012年に贈られたのが秋田犬のユメです。
プーチンが秋田犬を連れ帰ったことでロシアでは秋田県がとても人気になりました。
平昌オリンピック女子フィギアスケート金メダリストのザギトワさんにも秋田犬が大好きで、マサルが贈られましたよね。
なお、プーチン氏には、2016年にもゆめのお婿さん候補として2頭目の秋田犬を贈られる予定だったそうですが、プーチン氏は断ったそうです。
理由は明らかになっていませんが考えられる理由としては、
- 秋田犬がとても人気のため、自分ばかりが秋田犬を飼わないようにする配慮
- 夢のお婿に迎えるとまた子犬を出産させ、手放すことになるから
- 既に多くの愛犬がいるため同じ犬種は2頭もいらないと考えたから
ということがあるのではないかと思います。
いずれにせよ、ゆめをとても大切にしていたということですね。
4.ヴェールヌイ(アバライ犬)
【デレデレ】プーチン大統領、トルクメニスタンの大統領から子犬が贈られるhttps://t.co/iUJoQVnVfW
— ライブドアニュース (@livedoornews) October 12, 2017
抱きかかえそっとキスをする姿も。子犬はロシア語で「誠実、忠実な」という意味の「ヴェールヌイ」と名付けられた。 pic.twitter.com/DKN4nTIbP7
名前:ヴェールヌイ
犬種:アバライ犬
性別:メス(推測)
年齢:推定4~5歳
2017年、プーチン大統領はトルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領からプーチン氏の65歳の誕生日プレゼントとして、子犬の「アラバイ犬」を贈られました。
この時のエピソードが愛犬家ぶり炸裂だったので、後ほどご紹介します!
アバライ犬は、中央アジア原産の牧羊犬です。
名前の「ヴェールヌイ」とはロシア語で「信頼・忠実」を意味します。
なんだかプーチン氏の気持ちが表れているような名前ですね・・・。
5.パシャ
現在セルビアを訪問しているロシアのプーチン大統領はシャルプラニナッツの子犬(名前はパシャ)を贈呈されたとの事。
— みーちょ🇧🇦ボスニアでズミヤニェ刺繍 (@michobih) January 17, 2019
なんか訪問する先々で犬を贈呈されてるな。いいなモフモフし放題で(違)https://t.co/Lt1mvrUeCh
名前: パシャ
犬種:シャルプラニナッツ
性別:不明
年齢:推定3歳
2019年1月セルビアを訪問したプーチン大統領へ贈られたのが、地元原産のシャルプラニナッツという犬種の子犬です。
成長すると体重が65〜100kgにもなる大型犬で、寒さにも強く、軍用犬としても使われるようです。
現在はどのぐらい大きくなっているのか気になりますね。
いずれにも大型犬で牧羊犬など、賢く強い番犬的な犬が贈られているようですね。
それにしても、犬って贈り物だったんですね(笑)
プーチン大統領の愛犬家ぶりがうかがえるエピソード紹介
前述したように、プーチン大統領は首脳会談に愛犬を連れていくほどの愛犬家ぶりです。
犬好きゆえの様々なエピソードがありますのでその中のいくつかをご紹介します。
首脳会談に愛犬出席!犬が苦手なメルケル首相を困らせる
2007年にロシアで行われた、ドイツ首相メルケルとの会談にコニーを連れてきたエピソードは有名です。
メルケル氏は少女時代に犬に噛まれた経験があるようで、それ以来犬が苦手になったそうですが。
そのことを知らなかったというプーチン氏は、愛犬コニーをメルケル氏のそばに・・・。
もちろんメルケル氏の顔は引きつっていました。
今日の写真、緊張の一瞬。メルケル・プーチン会談。プーチンは自分の犬を入れる。メルケルが犬を怖がっているのは有名。両者の目を見てください。pic.twitter.com/XPv94ysuU5
— 孫崎 享 (@magosaki_ukeru) September 28, 2021
のちに、プーチン氏は「苦手なこと知らなかった。」、メルケル氏も「怒ってはいない」と話しているようで、問題にはならなかったようですね。
苦手の度合いにもよるでしょうけど、まだ、逃げずに座っていられるので苦手レベルは低いのかなとも思います。
ダメな人は、もう叫んで逃げちゃいますからね(笑)
ただ、この時のメルケル氏の気持ちを考えると同情します・・・。
ちなみに私も小さい頃、近所の柴犬にわき腹を噛まれましたが、犬は大好きです!!!
子犬を雑に持つ大統領にプーチン氏が駆け寄り優しく抱きしめる
さきほどご紹介したヴェールヌイをプレゼントされた時のエピソードです。
トルクメニスタンの大統領がプーチン氏に贈る子犬を披露しようと子犬の首を持って高々ともちあげたため慌てて立ちあがるプーチン氏の様子です。
そんなに表情には怒りのようなものは表れておらず、スマートに受け取っているようですが、思わず立ちあがり駆け寄り抱き上げる様子からもプーチン氏の犬への愛が感じられます。
その後は、受け取った子犬の頭にキスをして、自由に歩かせるなどしています。
よく、猫や犬がこどもの首をくわえて運んでいるため、このような持ち方をしたのか、あるいはスーツに毛がつかいないようにしたのかは不明ですが、いずれにしても不適切ですよね。
体重の軽い小型犬ならまだしもあれだけ大きな犬だと首への負担が相当かかるでしょうね。
そもそも、親が首をくわえるのは、四足歩行で手では運べないため、こどもを移動させないといけないときにやむを得ずくわえるようですから、二足歩行で両手があいている人間のも力としてはやはり両手で抱えるのが適切でしょうね。
プーチン氏の犬への愛情が垣間見られたエピソードとなりました。
愛犬家プーチン氏の愛犬まとめ
いかがでしたか。
プーチン氏は多くの愛犬と共に生活していますがその総数は不明です。
各国から贈り物としてもらったその国原産の犬たちですが、どれも大型犬で番犬に適している強そうな犬ですね。
それにしても贈り物で犬って普通の文化なのでしょうか?
なんだか、命を国の親交のために使っているような気もしないこともないような・・・。
まあ、プーチンさんは大切に育てられているので安心ですね。
世界中の動物たちが幸せであることを願ってやみません。