「ら抜き言葉」についてあまり普段は意識されないかもしれませんがアナウンサーを目指す方やWEBライターをしている方などにはぜひ意識してほしいポイントです。
ではどのようなときに「ら」が入るのか、また入らないのか簡単に見分けるポイントをお伝えしていきます。
ぜひ困ったときに活用してみてください!
ら抜き言葉とは
「ら抜き言葉」とは、可能を示す言葉で文字通り「ら」が抜けてしまっている言葉のことです。
例えば次の言葉は「ら抜き言葉」の一例です。
- ❌ 食べれる→⭕️ 食べられる
- ❌ 着れる→⭕️ 着られる
- ❌ 見れる→⭕️ 見られる
- ❌ 寝れる→⭕️ 寝られる
- ❌ 来れる→⭕️ 来られる
私は元アナウンサーで、今は宅録ナレーターをしているのですが、シナリオでよく見かけますのでライターのお仕事をされている方にもぜひチェックしていただきたいポイントです。
反対に、「ら」が不要なのに入ってしまっているパターンや不自然な言葉になってしまっている場合もあります。
- ❌ 行かれる→⭕️ 行ける
- ❌ 書かれる→⭕️ 書ける
- ❌ 作られる→⭕️ 作れる
これらのように「可能形」にしたときに「ら」が入るのかどうなのか、あるいは変則的な活用なのか分かりにくいと思います。
日常会話ではそこまで意識しなくてもいいかもしれませんが、習慣にしておかないといざという時つい「ら抜き言葉」を使ってしまいます。
アナウンサーの方が間違った日本語を使うと怒られるというのはもちろんですが、WEBのナレーターさんもYouTubeなどで声優を担当される方は気をつけておいた方がいいでしょう。
コメントで
「ら抜き言葉だ」
とか
「日本語くらい正しく使ってください」
など厳しく書かれることもあります。
意外と視聴者さんは気にしていますので。
それでは次にどういったときに「ら」が入るのかのポイントを見ていきましょう!
超簡単!らが入るかどうか見分けるポイント
見分け方はとても簡単です。
そのポイントとは、
「〜しよう」という「let’s」の文にしてみることです。
「let’sの文」にしたときに「〜しよう」になった時は「ら」が入ります。
【例】
- 食べる→食べよう→食べられる
- 寝る→寝よう→寝られる
- 見る→見よう→見られる
という感じです。
反対に「〜よう」とならない時は「ら」は不要です。
【例】
- 作る→作ろう→作れる
- 眠る→眠ろう→眠れる
- 読む→読もう→読める
「〜よう」とならない時は、末尾の語の母音「え」の段にして読めばいいということですね。
- よ・め(え)・る yom(e)ru
- か・け(え)・る kak(e)ru
- い・け(え)・る ik(e)ru
この方法で試せば「ら」が入るかどうか簡単にわかるのでぜひ困った時は活用してみてください!
ら抜き言葉の見分け方まとめ
いかがでしたか。
とても簡単に見分けることができますよね。
最後にもう一度見分けるポイントをお伝えします。
- 「ら」が入るかどうかわからないときは、「let’s」の文にしてみる
- 「〜よう」となったら「ら」が入る
- 「〜ろう」「〜もう」など「〜よう」以外になったら「ら」は入らない
- その場合は「母音」を「え(e)」の段にして読む(例:よめ(me)る)
これで今日からあなたも「ら抜き言葉」マスターです!
アナウンサーを目指す方やWEBライターの方、声優・ナレーターの方など、正しい日本語を使う必要がある方の参考になれば幸いです。
最後までご覧いただきありがとございました。