
8月22日正午に発生した台風10号の名前がネットで注目を集めています。
その名も「トカゲ」!
まるでポケモンのようだとTwitterでもトレンド入りしました。
また同時発生した台風9号もマーゴンと可愛らしい名前です。
一体どうやって名前が付けられたのでしょうか。
調査してみました!
台風10号「トカゲ」の名前にざわつく
ポケモンの名前と一緒!
今日(22日)正午、フィリピン東の海上にあった熱帯低気圧が台風9号(マーゴン)に変わり、南鳥島近海に台風10号(トカゲ)が発生しました。
マーゴンはまだわからなくもないのですが、「トカゲ」はあまりにストレートでなぜ?と思った方も多いはず。
また、ポケモンの新作スカーレット&バイオレットの「モトトカゲ」が発表されたタイミングと重なったことから「台風10号トカゲ」がさらに注目を集めたようで、ツイッターでトレンド入りしました。
台風10号の名前は日本が命名したTOKAGE(トカゲ)なのだけど、偶然にもポケモンで新作スカーレット&バイオレットのコライドン・ミライドンの進化前らしき新ポケモン「モトトカゲ」が発表されたタイミングでちょうど生まれた(台風になった)トカゲっての面白いよね。
— にかいち (@A_nikaichi) August 22, 2022
新ポケモンがモトトカゲ、台風10号の名前がトカゲ
— みる@クズ夫のせいで体調不良 (@mzk7tm0823) August 22, 2022
なに?今日はトカゲの日なの???
モトトカゲとは?

こちらがそのモトトカゲです。
深緑の体色のトカゲポケモンで、胸には大きなタイヤ風の喉袋がついています。
バイクのように人が乗って移動することもできます。
最高速度は、時速120kmほどだそうですから超怖いですね。

2022年11月18日に発売予定のNintendo Switch(ニンテンドースイッチ)用ソフト『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』(『ポケモン SV』)の新情報が公開され、モトトカゲの新技
しっぽきり:身代わりを作ったあと、控えのポケモンと入れ替わる
いかさまダイス:連続技の攻撃の回数が多くなりやすい
などの情報が発表されました。
そんなタイミングでの台風発生、しかも名前が「トカゲ」ということでポケモンファンから注目を集めました。
台風10号「トカゲ」名前の由来は?
トカゲは日本の星座名
なぜ台風10号は、「トカゲ」と名付けられたのでしょうか。
実は、トカゲは、日本の星座名から付けられています。
とかげ座(とかげざ、蜥蜴座、Lacerta)は、アンドロメダ座、はくちょう座の間にある北天の小さく目立たない星座です。

こんな星座もあったんですね。
舌を出していて可愛らしいですね。
そして、実はこの名前が付けられることは台風が発生するずっと前から決まっていたのです。
台風の名前の付け方
気象庁によると、以前は、台風の名前は、米国が英語名(人名)を付けていたそうです。
しかし、2000年から北西太平洋または南シナ海の領域で発生する台風には、同地域で発生する台風防災に関する各国の政府間組織である台風委員会の加盟国などが提案した名前を付けることになったのです。
発生順に140個のアジア名が用意されていて、日本からは、星座名に由来する名前10個を提案しています。
トカゲは117番目に登録されていました。

そのため今回の台風は「トカゲ」とあらかじめ決まっていたのですが、このタイミングになったのは奇跡ですよね。
なぜ台風の名前として星座名を提案したのかというと、
- 特定の個人・法人の名称や商標、地名、天気現象名でない「中立的な」名称であること
- 「自然」の事物であって比較的利害関係が生じにくいこと
- 大気現象である台風とイメージ上の関連がある天空にあり、かつ、人々に親しまれていること
が理由として挙げられています。
また、アジア名として採用するには、文字数が多過ぎないこと(アルファベット9文字以内)、音節が多くなくて発音しやすいこと、他の加盟国・地域の言語で感情を害するような意味を持たないことなどの条件もあるようですから星座名がピッタリだったのですね。

「トカゲ」とポケモンの名前を連想させる可愛らしい名前の台風ですが、十分な警戒が必要ですから今後の台風情報はよくチェックされてくださいね。