金曜ロードショーで「ラピュタ」が放送されると必ずと言っていいほど「バルス」がトレンド入りしますよね。
このことを「バルス祭り」というのですが、最近では個人アカウントだけでなく、企業や公的機関までがツイートするようになり一部ネットでは
「冷める」「つまらない」
の声も。
今年、「バルス」とツイートした各種機関・企業をまとめました。
金ローで『ラピュタ』放送
“バルス祭り”とは
2022年8月12日(金)金曜ロードショーで3年ぶりに「天空の城ラピュタ」が放送されました。
この時、必ず起こるのが、クライマックスの滅びの呪文「バルス」に合わせてTwitterで「バルス」とツイートするいわゆる「バルス祭り」です。
金ローでの「ラピュタ」放送は今年で18回目。
今年は、午後11時25分ごろに、主人公の少年パズーと少女シータが「バルス」を発動すると同時に「バルス」とつぶやきトレンド入りしました。
これまでのバルスの時間をまとめている人もいました。
■ラピュタのバルス時間
— 9000Keio/八ミツ (@keiofuyusoba) August 12, 2022
2022年8月13日:23時24分59秒
↑NEW!
2019年8月30日:23時22分35秒
2017年9月29日:23時23分04秒
2016年1月15日:23時23分16秒
2013年8月2日:23時21分50秒
2011年12月9日:23時22分35秒
2009年11月20日:23時21分13秒#天空の城ラピュタ#バルス祭り2022#バルス
Twitterも公認ツイート
このバルス祭りは、運営元のTwitter Japan(ツイッター)も公認の恒例行事です。
過去の「バルス祭り」では、同時刻の多くのツイートのせいでツイッターが一時的に動きにくなった例もありました。
そのためTwitterは12日夜公式アカウントで、
「ふぅw今回も耐えられた」
とつぶやく投稿をアップ。
スタジオジブリさんもリツイートしていました。
https://t.co/abnINSfbCO pic.twitter.com/LV4uwUescz
— スタジオジブリ STUDIO GHIBLI (@JP_GHIBLI) August 12, 2022
バルス祭りに「つまらない」の声
この恒例のツイートに一部ネットでは、
「つまらない」
「えークソ寒いノリまたやんの?」
の声も。
《えークソ寒いノリまたやんの?》
— 🍜アレック🐏🍎🥀🐿☔⚡🌙🦉⚔️🛡 (@arekku6015) August 13, 2022
《バルスとかツイートする寒い人たちは全員ブロックしようかな》
《もうTwitterのサーバ落とすほどの威力はなくなってきててつまらない》
《バルス祭りとかって自分がいかにつまらない人間かを示すリトマスだと感じるよ》
今日はバルス祭りですか。
— MOVIEW|映画・アニメ・特撮 (@moviewjp) August 12, 2022
でももうTwitterのサーバ落とすほどの威力はなくなってきててつまらない。Twitter社の想定を超える日本のツイッタラーという構図がおもしろかったのに。



もちろん、批判することに批判する声もあり、ツイートはあくまで常識の範囲内で自由ですからね。
この「バルス」はラピュタ語で“閉じよ”という意味で、インターネット上では崩壊や破壊の意味で使われています。
そもそも、この「バルス」の呟きは、ネット掲示板『2ちゃんねる』で始まったもので、本来は『バルス』と書き込むことで、『2ちゃんねる』のサーバをダウンさせるという悪ふざけだったのです。
その後Twitterが普及し今度はこちらでツイートすることが流行りました。
2011年12月9日に放送されたときは、1秒間のツイート数が2万5088回に達し、世界記録を達成。
この時、アクセス集中によるサーバ遅延を起こしましたが、サーバダウンにまで至りませんでした。
そして、2013年8月2日の放送時には431万4588ツイートを記録。
しかし、2016年1月15日の放送では、約5万5000回と激減してしまいましたが、今でもネット上では人気の恒例行事であることに変わりありません。
「バルス」ツイートした企業・公的機関・人物まとめ
このバルス祭りが「冷める」と言われる一つの要因として個人だけでなく企業なども参戦し、「公的」なものになりつつあることが挙げられます。
それでは、今年バルスをツイートした企業などをみていきましょう!
金曜ロードショー公式
まず、こちらは当然ですよね。
「バルス!」#ラピュタ #ジブリ #金曜ロードショー pic.twitter.com/tXtgNJEIyY
— アンク@金曜ロードショー公式 (@kinro_ntv) August 12, 2022
CASIOカシオ計算機株式会社
カシオさんは、かわいいニャンコと共に。
バルス!!
— CASIO カシオ計算機株式会社 (@CASIOJapan) August 12, 2022
ニャルス!!
カシオ!!#バルス祭り2022 #バルス祭り https://t.co/cIyogrxtSF pic.twitter.com/R87B8g4zRl
わかさ生活「目がああああ」に反応
ブルーベリーサプリメントのわかさ生活さんは、バルスのツイートだけでなく・・・
— わかさ生活 広報部 (@WAKASASEIKATSU) August 12, 2022
ムスカ大佐に商品をPRするツイートも(笑)
目ガァァァァ(´つヮ⊂)
— わかさ生活 広報部 (@WAKASASEIKATSU) August 12, 2022
👁👁「はい、ブルーベリーアイ♪」
以上、プロモツイートでした。
株式会社タニタ「体重計に乗って」
株式会社タニタさんは、バルスをもじって「タニタ!」とツイート。
タニタ!
— 株式会社タニタ (@TANITAofficial) August 12, 2022
さらに、主題歌に合わせて、体重計に乗ろうとツイート。
はい、みなさん「君をのせて」を聴きながら体重計に乗りましょう。今回もありがとうございました。
— 株式会社タニタ (@TANITAofficial) August 12, 2022
みなさん、ラピュタに乗っかってしっかり企業PRされていますね!
ナウル共和国政府観光局(公式)
海外からのツイートも!
バルス
— ナウル共和国政府観光局(公式) (@nauru_japan) August 12, 2022
ちなみにナウル共和国とは、世界最小の共和国で、総人口1.1万人(ナウル国民は約1万人)、面積が品川区くらいの南太平洋の島だそうです。
こんな遠くまでバルスが浸透しているなんてジブリパワーすごいですね。
熊本市長
なぜかおすすめで流れてきたので(笑)ご紹介。
— 熊本市長 大西一史 #FullyVaccinated (@K_Onishi) August 12, 2022
バルス祭りに企業やオフィシャル人物が参戦することで今まで自分達だけでやっていたから楽しかったという人からしたらさめてしまうのかもしれません。
ただ企業側としてもこの宣伝効果は絶大と捉えているのでしょうね。
面白いからだけでなく、しっかりとした企業戦略を感じますね。
今後もラピュタが放送されるたびにこのバルス祭りは開催されるのでしょう。
たた、元来の意味の「バルス(サーバーダウン)」は起こらないかもしれませんね。