昭和の伝説のアイドル山口百恵(やまぐち・ももえ)さんに初孫が誕生し、ついにあの百恵ちゃんも「おばあちゃん」になりました!
おめでとうございます!
山口百恵さんのご長男でシンガー・ソングライターの三浦祐太朗(みうら・ゆうたろう)さん(37歳)と声優の牧野由依(まきの・ゆい)さん(36歳)ご夫妻が第一子の誕生を2022年3月21日それぞれのInstagramで報告されました。
百恵ちゃんにとっても孫は念願だったようですから、さぞ喜んでいらっしゃるのでしょうね!
さて、百恵ちゃんといえば21歳という若さでアイドルとしてのりにのっているときに芸能界引退という伝説の持ち主でもあります。
結婚をしたからということもありますが、芸能界そのものを引退というのはなにか理由があったのではと思いました。
そこで、百恵ちゃんのデビューから結婚、引退を振り返りながらなぜ彼女が引退を決めたのかその背景を分析してみました!キーワードは生い立ちです。
私なりの答えが見つかったので是非最後まで見ていってください!
伝説のアイドル山口百恵の引退
山口百恵さんといえば、クールな表情と年齢の割に大人っぽい歌声という、可愛らしさとミステリアスな雰囲気をまとった方ですよね。
芸能界デビューのきっかけはオーディション番組の「スター誕生!」で準優勝したことです。
この「スター誕生!」からデビューした同世代の3人(山口百恵さん・森昌子さん・桜田淳子さん)は、のちに「花の中三(ちゅうさん)トリオ」と呼ばれるようになったのですよね。
百恵さんは、同い年の森昌子さんが既にテレビで活躍していたのを見てこの番組に応募したそうですよ。なんとも不思議な縁というか同年代の森昌子さんの活躍に感化され歌手・山口百恵が誕生したのかと思うと感動すら覚えます!
少女が歌うにはあまりに過激で大胆な歌詞で人気獲得!
14歳で芸能界デビューし、歌手として女優として着実に経験を重ねていった百恵ちゃんの人気が確固たるものとなるのは、1974年の「ひと夏の経験」の大ヒットではないでしょうか。
タイトル通り、ひと夏の男女の経験を思わせるもので15歳の少女が歌うにはあまりに大人びた歌詞でした。
私もこの曲は大好きでよくカラオケなどで歌うのですが、なかな低音で難しいんですよね。
もう少し大人になった百恵ちゃんが歌うととても色っぽくかっこいいのですが、当時15歳だったころの百恵ちゃんは、まるでまだ歌詞の意味がわかっていないかのように明るく笑顔で歌っているんですよね。
それが逆に儚くて切ないんです。
そんな、背徳感あるそして、アンニュイなイメージが山口百恵さんという若いのに貫禄のあるアイドルを作り上げた気がします。事務所のイメージ戦略なのでしょうね。
可愛いだけのアイドルではなく、強そうな、でもどこか脆さもある絶妙なバランスがカリスマ性を際立たせていますね。
そんなまさにトップアイドルとして人気絶頂の中、百恵ちゃんはわずか21歳という若さで惜しげもなく芸能界を引退されました。
多くのファンに見守られながら、そっとステージにマイクを置くシーンは、当時の世代だけでなく、今の若い子も映像などで見たことがあり知っているのではないでしょうか。
芸能界引退後は、芸能界に未練もなくメディアへの露出はほぼせず家庭を守る妻として、母親として専念されています。
気持ちがいいくらい潔いですよね。
旦那さんは、ご存じとは思いますが俳優の三浦友和(みうら・ともかず)さんですね。
二人はドラマ共演を何度も重ね仲を深め、1980年に結婚されました。
そして、百恵ちゃんは歌手・山口百恵としてではなく、三浦さんの妻・三浦百恵として生きていくことを決めるのですね。
百恵ちゃんのファイナルステージの翌日には、百恵ちゃんの引退特集番組『夜のヒットスタジオ』が放送され、先輩歌手や芸能界の友達、そして、花の中三トリオとしてともに切磋琢磨してきた桜田淳子さんや森昌子さんも駆けつけ、百恵ちゃんのヒットソングを歌って贈るんですよね。
もう、このシーンは涙なしには見られません。(動画の28:15付近~森昌子)
最後まで、凛とした女性で、本当に素敵という言葉しか出てこないです。
複雑な家庭環境だった
山口百恵は父親を憎んでいる
百恵ちゃんは母親と妹と暮らしていて、父親とは一緒に暮らしていません。
というのも、実は父親には別の家庭があり本妻との間に子供もいました。
つまり、百恵ちゃんの母親は父親の愛人だったのです。
戸籍上は父親の子供として「認知」されているそうですが、入籍はしていません。
そのため、家庭手は貧しくアルバイトをしながら母親を助けていましたが、それでは到底追い付かず、
「芸能界に入って母と妹を楽させてあげたい」という思いから芸能界を志したそうです。
女3人で力を合わせ、父親という一人の男を憎み、戦ってきたんでしょうね。
そんな家庭環境が百恵ちゃんのあの雰囲気を作り上げたような気がします。
百恵ちゃんが、自身が愛人の子供だと知ったのは、高校へ入学してすぐのことでした。
芸能界引退直前に刊行された自叙伝『蒼い時』のなかで、百恵ちゃんは父親のことをこう綴っています。
「私には、父はいない。一つの肉体としてのあの人が地球上に存在していたとしても、私はあの人の存在そのものを否定する。」
引用:『蒼い時』
こんなに強く拒否をする百恵ちゃんの言葉から、当時百恵ちゃんがどんな気持ちだったか伝わってきますよね。
娘が芸能界で成功すると態度が一変
養育費もなく、百恵ちゃんたちを放っておいた父親ですが、百恵ちゃんが芸能界で売れ出すと今度は百恵ちゃんにお金をせびるようになったんだとか。
百恵ちゃんの親権の変更まで申し立ててきたそうです。
これが本当なら、なんて壮絶な環境なんだ!
まるでドラマのようなお話ですよね。
そして、百恵ちゃんはそんな父親と今度一切かかわらないために手切れ金を払い絶縁を言い渡したそうです。
山口百恵が芸能界を引退した理由
複雑な家庭環境で育ち、芸能界で華々しく活躍、そこで出会った三浦友和さんと恋に落ち、結婚、そして芸能界引退。
結婚しても、芸能活動を続けることは可能ですよね。
しかし百恵ちゃんはきっぱり芸能界を引退し、家庭に入られました。
それは、複雑な家庭環境で育ったことの反動ではないかと思われます。
自身は、あんな家庭は作らない!父親と母親がいて子供たちがいて幸せかな家庭を気築くんだという強い思いがあったのではないでしょうか。
だからこそ、芸能活動はしないで家庭を守ると決心したのだと思います。
本当は自分が手に入れたかった家族の形を作り上げたのですね。
また、百恵ちゃんが中学校入学直前、父親が目の前に立ちはだかり、「中学に入ったからといって、ボーイフレンドとか何とか言って、男と腕でも組んで歩いたりしたら・・・」と脅しともとれる言葉を言われたんだとか。
こんなことを言われれば、男性に対してトラウマになってもおかしくないなと思うのですが、百恵ちゃんは男性の3歩後ろを歩くような女性に見えます。
とても旦那さんのことを愛しているのだと感じます。
それだけ、三浦友和さんが百恵ちゃんのを大きな愛で包んでいるのでしょうね。
百恵ちゃんの凍った心を溶かすかのように。
そんな複雑な家庭環境の反動から百恵ちゃんは引退を決意し、幸せな家庭を築いていったのでしょうね。
山口百恵芸能界引退後は?
百恵ちゃんも今では63歳(2022年現在)ということで、すっかりおばあちゃんになっています。
映像で見る百恵ちゃんは21歳で止まっているのでまさに伝説といった感じです。
引退後は芸能界とは距離を置き、妻としてそして母親として家庭を守りながら、一方でキルト作家としても活躍されています。
腕前はインストラクター並みなんだとか。
東京ドームで開催されていたキルトフェスティバル行ってきました。人が殺到で全体像が撮れなかったけれど三浦百恵さんの作品でーす。 pic.twitter.com/VOat43XkWA
— たまぞー(or たま) (@tamazo1204) January 22, 2017
山口百恵芸能界引退理由まとめ
いかがでしたか。
伝説のアイドル山口百恵さんが芸能界を引退した理由は結婚ということですが、その背景には、父親との複雑な関係性・家庭環境があったから、その反動で幸せな家庭を築きたいという思いがあったのではないかという結論に至りました。
そしてこの度、念願の初孫も生まれ、本当の意味でおばあちゃんになった百恵ちゃん。
幼少期得られなかった幸せな家庭を百恵ちゃんはこれからも守り続けていくのでしょうね。
百恵ちゃんの幸せがずっと続くことを願っています!