2月1日のキャンプインを前に、
12球団で唯一、球団との契約更改が終わっていない
ロッテ佐々木朗希選手(22)。
電撃メジャー移籍かというウワサもある中、
プロ野球選手会を脱退していたことがわかりました。
今回は、
佐々木朗希選手が日本プロ野球選手会を
脱退した理由を調べました。
日本プロ野球選手会とは?
日本プロ野球選手会は、
選手寿命が短いうえに社会保障が不十分であることなどから、
主にプロ野球選手の地位の向上を目的に設立された団体です。
個人事業主であるプロ野球選手が
雇用者である球団と待遇改善などに向けた交渉を行う団体で、
一般的な会社でいうところの労働組合にあたります。
年俸や移籍制度に関する交渉に加え、
引退した選手のセカンドキャリアを支えるなどしているようです。
2005年に起きたプロ野球再編問題では、
当時の古田敦也会長(東京ヤクルトスワローズ)が尽力し、
球団数の減少を食い止めました。
特に制約もなく、デメリット?といえば
選手会主催のイベントには強制参加のものがあるくらいで、
選手にとってはメリットしかないとも思われる選手会ですが、
千葉ロッテマリーンズの佐々木朗希選手は、
2022年度をもって脱退していたことがわかりました。
こちらが2022年度の名簿です。
背番号順となっていて16番種市選手と18番二木選手の間に
佐々木朗希選手の名前もありますね。
一方、こちらが2023年度の名簿です。
佐々木朗希投手の名前が抜けています。
【5選】佐々木朗希のプロ野球選手会の脱退理由は?
佐々木朗希選手が選手会を脱退したのは、
2023年、春季キャンプを前に本人から事務局に連絡があったようです。
選手会に入らない選手がいることはそこまで珍しくないようですが、
所属球団の選手会長から連絡があるのが一般的で、
本人自ら連絡を入れるケースは稀だということです。
ここからは、
なぜ佐々木朗希選手が選手会を脱退したのかみていきます。
①メジャー移籍への布石?
2023年にオリックスバファローズから
ロサンゼルスドジャーズに移籍した山本由伸投手は、
佐々木朗希投手と同じく2023年度は選手会に入っていませんでした。
これがメジャー挑戦への準備なのだとしたら、
佐々木朗希投手も
2024年はメジャーリーグでプレーするために、
選手会を脱退したのかもしれません。
②そもそも強制ではないから?
日本人のプロ野球選手であれば、
ほぼ全員が入会しているという選手会ですが、
強制ではなく任意入会となっています。
例えばメジャー挑戦しその後国内に復帰した選手は、
選手会に入会しないケースも多いようです。
例えばヤクルトの青木選手やロッテの澤村選手は
選手会に入会していないということです。
佐々木朗希選手も2022年度まで入会してみて
そこまでのメリットを感じなかったため退会したのでしょうか?
③IT企業社長のアドバイス?
今回、
脱退するようにアドバイスしたのが
佐々木朗希選手のバックにいるIT企業社長なのでは?
と噂されています。
この人物は、
佐々木朗希選手の母親と叔母が立ち上げた
スポーツマネジメント会社の執行役員で、
山本由伸選手のマネジメントをし、
山本由伸選手の姉が経営する会社の役員も務めている
ということです。
その人物が
佐々木朗希投手に何らかの目的をもって接触し、
裏で手を引いているといわれています。
山本由伸選手と佐々木朗希選手が
揃って選手会を脱退したのも関係しているかもしれませんね。
④大手代理店の有力者中心のチーム?
IT企業社長とは別で
佐々木朗希選のバックにいると報じられているのが、
大手広告代理店の有力者X氏を中心に
数人の人物で構成される『チームロウキ』です。
このチームは佐々木朗希選手がなるべく早くメジャー挑戦できるように、
動いているとされています。
その一環で選手会の脱退を推奨したのかもしれません。
⑤メジャー移籍に関して何か咎められた?
佐々木朗希投手は、
メジャー志向があり球団もファンも
いつかは渡米するだろうとは感じていました。
しかし今回、一般的なルートであるFAではなく、
ポスティングシステムを行使してメジャー移籍できる方法を模索していたという報道もあります。
それが本当だったとすれば選手会側から
球団やファンへの義理を通していないととがめられた可能性もあります。
そのリアクションとして選手会を脱退したのかもしれません。
世間や野球界の反応は?
解説者・金村義明
野球解説者の金村義明さんは驚いたと話し、
選手会加入については「あくまで任意です」と前置きしたうえで
「選手会に1人入っていないというのは、驚きましたね」
と発言。
メジャー移籍については、
「ロッテがドラフト指名して一生懸命 故障しないように育てて。
一生懸命、彼を超一流に育てたっていうのも、
ファンたちも思っているでしょうね。
だから双方が笑顔で送り出すみたいな感じがベスト」
と佐々木朗希投手とファンにでき始めた溝を危惧しています。
選手会事務局
選手会の森忠仁事務局長は、
佐々木選手から連絡が来た時も、選手会の役割を説明したと言いますが、
それでも『辞めたい』と言われたと明かし、
強制力がないので、無理やり引き留めることはできなかったと話しました。
一方で選手会の恩恵を佐々木朗希投手も受けているとも。
「もともとなかったものを交渉で勝ち取ってきたわけですからね。
新人選手には、必ず2004年のストライキの話(プロ野球再編問題)をしています。
労働組合として団結していたからこそ、現在の12球団という形が維持できている。」
「もし当時、選手会がなければどうなっていたか
(佐々木朗希選手が行使しようとしている)ポスティングも
最初は最高入札額の1球団としか交渉できなかったのを、
選手会の交渉で全30球団との話し合いを可能にしました。
もし、佐々木選手が1人で何でもできると判断していたとすれば、それは違う」
と話しました。
ファン
ファンにとってそこまで影響がないからか、
強制でないなら問題ないのでは?
という声がありました。
一方で、苦言を呈する人も。
またこれまでには考えられなかった
佐々木朗希投手の大胆な行動に心配する声もあります。
佐々木朗希選手会脱退
— ラッキめめ (@9ghpb) January 25, 2024
関係者は「若手で加入していないのは彼だけ」
ロッテ球団「自分の判断で決めたと聞いています」
本人の口からなにも喋ってないでしょう
本当に事実なのか?
朗希、大丈夫かな?責任を感じてたんだろうな#佐々木朗希 pic.twitter.com/k1JiUt5iLB
色んな意見がありますが、
強制ではないのであればやはり自由ですよね。
今後の佐々木選手の動向に注目です!
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