オタクの王=オタキングを名乗り、
ジブリやエヴァンゲリオンなどに精通していることで知られる
評論家・作家の岡田斗司夫さん。
岡田さんはジブリについての考察動画を
YouTubeに投稿していますが、
なぜここまでジブリに詳しいのでしょうか。
宮崎駿さんや庵野秀明さんと
どのような関係があるのかも注目されています。
岡田斗司夫さんが何者なのか。正体をまとめました!
岡田斗司夫と宮崎駿の関係は?
結論から言いますと、
岡田斗司夫さんと宮崎駿さんは、
「エヴァンゲリオン」の庵野秀明さんをめぐる
三角関係にあったと言われています。
1980年代20代の庵野さんは、
岡田斗司夫さんとともにアニメを制作すると同時に、
「風の谷のナウシカ」の巨神兵のシーンを担当するなど、
宮崎駿作品にも参加していました。
宮崎さんはナウシカの次作にあたる「天空の城ラピュタ」でも
庵野さんを起用しようと考えていましたが、
岡田斗司夫さんはアニメ制作会社「ガイナックス」を立ち上げ、
庵野秀明さんをメインメンバーに据えました。
庵野さんの才能にほれ込みどうしてもラピュタに参加させたかった
宮崎駿さんは毎週、ガイナックスの現場に赴き、
庵野さんをスカウトしていたそうです。
岡田さん自身は、庵野さんを通じで宮崎駿さんを知ることとなり、
作品のファンとなって
自身のYouTubeで考察動画、解説動画を投稿しています。
岡田斗司夫と庵野秀明の関係は?
出会いは大学生
庵野秀明さんと岡田斗司夫さんは20代のころ
エヴァンゲリオンを制作したことで知られる
アニメ制作会社「ガイナックス」を共に立ち上げています。
2人の出会いは1980年代、2人が大学生のころです。
岡田斗司夫さんが大阪で開催されるSF大会のために、
アニメーションの制作を当時・大阪芸術大学の庵野秀明さんらに依頼。
「DAICON FILM」という屋号で活動をスタートさせました。
自主制作映画「帰ってきたウルトラマン」では、
総監督と主演を庵野秀明さんが務め、
脚本は岡田斗司夫さんが執筆しています。
ガイナックス設立
その後「DAICON FILM」を母体に、
「ガイナックス」が設立されます。
岡田斗司夫さんは代表取締役に就任。
庵野秀明さんは「トップをねらえ!」「ふしぎの国のナディア」
などの作品で監督を務めました。
後にガイナックスは「エヴァンゲリオン」を制作していますが、
このときすでに岡田斗司夫さんはガイナックスを去っています。
2人は若手時代に同じ会社で作品を作った戦友ともいえますが、
現在はほとんど交流はないものとみられます。
庵野秀明は岡田斗司夫をよく思ってない?
岡田斗司夫さんは自身のチャンネルで
庵野作品の考察動画も投稿していることから、
庵野さんの作品はチェックしているようです。
ただ庵野さんはこれをあまりよく思っていないようです。
というのも、2022年にTwitchで配信された番組の質問コーナーで、
ファンからの
「その人が言うと、それが正解になってしまう非関係者なひとのことをどう思っていますか?」
という質問に対し
庵野秀明さんは、
「迷惑と思います」
と回答。
この「非関係者なひと」は岡田斗司夫さんのことだと
ファンの間では考えられているようですね。
このほか岡田さんの解説について、
庵野さんが否定をするなど2人の関係はあまり良好ではなさそうです。
岡田斗司夫はなぜジブリに詳しい?
岡田斗司夫さんがジブリに詳しい理由について、
2つの理由が挙げられます。
①アニメ制作に携わっていた
1つ目は自身もアニメ制作に携わっていた経験があり、
業界全体に精通していることです。
前述の通り岡田さんは名だたるアニメ関係者との関係があります。
宮崎駿さんとも面識があり、
どのような人物なのか、どのようなマインドで
作品をつくっていたのかを熟知しています。
②文献からの情報
2つ目は多くの文献を読み情報を獲得していることです。
岡田斗司夫さんは作品を何度も見返すだけでなく、
参考文献として宮崎さんのインタビューや
プロデューサーの鈴木敏夫さんの本を熟読しています。
こういった公式の情報をもとに解説・考察動画を撮影しています。
オタキングを名乗るだけあって、
そのオタクぶりから情報を調べているからこその詳しさなんですね。
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