トランスジェンダー(FtM)で看護師をしている
淺沼智喜(浅沼智也)さんが
知人へのわいせつ容疑で逮捕・送検されました。
浅沼容疑者は、LGBTの権利向上や性暴力の根絶を訴える団体
TransgenderJapanの代表も務めていました。
容疑は否認しているようですが、
浅沼容疑者は、どんな生い立ちだったのでしょうか。
恋愛対象や性別の変化をまとめました。
淺沼智喜(浅沼智也)わいせつ容疑で逮捕・送検
女性にわいせつな行為をした疑いで逮捕されたのは、
東京都中野区の看護師 淺沼智喜容疑者(34)
です。
淺沼智喜容疑者は、
2023年2月15日の午前1時ごろ
東京都港区のホテルの部屋で
青森県内に住む知人の女性に抱きつくなどの
わいせつな行為をした疑いが持たれています。
浅沼容疑者は容疑を否認しているそうです。
淺沼容疑者は、
「トランスジェンダー」の権利向上や性暴力の根絶を訴える団体
「TransgenderJapan」で2023年10月まで共同代表をつとめていました。
通称「浅沼智也」の名前で活動しています。
淺沼智喜(浅沼智也)のwikiプロフィール
- 名前:淺沼智喜(あさぬまともき)
- 通称:浅沼智也(あさぬまともや)
- 生年月日:1989年4月30日
- 年齢:34歳(2024年3月現在)
- 性別:トランス男性(生まれは女性、心は男性)
- 出身地:岡山県総社市
- 住所:東京都中野区
- 職業:看護師
- 学歴:総社高校→白鳳短期大学 看護学
浅沼容疑者は、
生まれた時の性別と自らが認識する性別が異なるいわゆるトランスジェンダーで、
生物学上は女性として生まれましたが心は男性だったようです。
淺沼智喜(浅沼智也)恋愛対象は女性?手術で男になった?
恋愛対象は女性?
淺沼智喜容疑者は女性へのわいせつ容疑で逮捕・送検されています。
また、戸籍上の性別も女性から男性に変更しているようです。
これらのことから恋愛対象は、
女性
だったのではないでしょうか。
少なくとも女性に対して性的な興味があったと言えるでしょう。
卵巣摘出手術で男性に
浅沼容疑者は、
卵巣摘出と乳房切除の手術を受け、
その後、戸籍上の性別も女性から男性に変更しています。
23歳の時、女性から男性に性別変更するため卵巣を摘出した。生殖機能を無くさなければ性別変更を認めないと性同一性障害特例法が定めているためだ。
引用:毎日新聞
浅沼容疑者は、
心も体も戸籍上でも男性になりました。
戸籍変更後の本名は「淺沼智喜」ですが、
女性としての本名は「智子」だったとのことで、
元々の名前は、「浅沼智子」だったようです。
淺沼智喜(浅沼智也)の生い立ちまとめ
中学時代:自分の体は偽物だと自傷行為
淺沼容疑者は、
体は女性として生まれましたが、
心は男性のいわゆるトランスジェンダーでした。
性の違和感に気づき、中学生の時には、
自分の体は偽物なんだと思い込もうと苦しんでいたといいます。
膨らんでくる胸にはガムテープを張り、「偽物の体はどこまで傷つければ痛みを感じるだろう」と自傷行為を繰り返した。
引用:毎日新聞
高校時代:性の不一致を認識
女の子らしいものに対する抵抗感を持ち続けていました。
「セーラー服や赤の上履きは、女の子の着ぐるみを着させられているような違和感があった」
引用:毎日新聞
高校2年生の時に、
高校の養護教諭にカミングアウトしたそうです。
高校生になり、学校の養護教諭から、生まれつきの性と自認する性が一致しない性同一性障害(GID)のことを教えられた。「自分だけではなかった」とほっとした。
引用:毎日新聞
18歳:看護短大へ進学
淺沼容疑者は、
当時あまり理解されていなかった心と体の性別の不一致で
親を悲しませたくないと思い、カミングアウトできずにいました。
それでもやはり女性として生きていくのは辛く、
高校卒業後は県外に出ることを決意しました。
警察官になりたかったそうですが、
身長が低く募集要件を満たさなかったため
進路指導の先生から
「看護の仕事」を勧められ、看護短大へ進学しました。
短大時代:医師から正式な診断を受け母親にカミングアウト
短大に入学後の18歳の時に専門医から正式に
性同一性障害と診断を受け、
ついに母親にカミングアウトしました。
母親に告白の連絡をしましたが、
すぐに返信はなかったそうです。
それから2ヶ月ほど経ってもう一度連絡をすると
ごめん遅くなって。気づいてました
と返信があったそうです。
しかし、性同一性障害について触れられることはなく、
実家に帰省しても変な空気だけ流れていて
本題には触れられることはありませんでした。
そこで、母親を連れて岡山大学病院に行ったそうですが、
母親は、
女の子に戻るのは難しいんですか?
それってあり得るんですか?
と、
受け入れてくれる様子はなかったといいます。
さらに、父親も
今でも巻き戻せるから、早く女に戻りなさい
と言われたそうです。
両親から受け入れてもらえないまま、
19歳で男性ホルモンを投与する治療をはじめ、
20歳で乳房を切除する手術を受けます。
その結果、体は筋肉質となり、声は低くなり
体も男性に変化したそうです。
全身麻酔から目覚めると胸の膨らみは消えていた。「ようやく本来の自分の体になれた」と声を上げて泣いた。
引用:毎日新聞
社会人時代:看護師になるもうつ病で休職
淺沼容疑者は、
短大卒業後、21歳で看護師として病院に就職しました。
男性として働くことが認められ、
同期の女性に恋をしたそうです。
しかし、職場の男性医師から
淺沼容疑者の体に関するデリカシーのない言葉をかけられ、
うつ病を発症してしまいました。
看護師として2年半務めましたが、
休職し、その後退職しています。
23歳:戸籍上も男性に変更するも婚約破棄
23歳当時、お付き合いしていた女性がいて、
婚約もしていました。
結婚するために、戸籍も男性に変更しました。
しかし、
うつ病で働けなくなったことや
お相手の女性の両親から子供はどうするのかなどの話が出た時に、
このまま結婚してもいいのかと思い直し、
両親からも女性の幸せのために別れるよう言われたそうです。
結局、婚約破棄となりました。
24歳:歌舞伎町のショーパブで働く
婚約破棄となった浅沼容疑者は、
ショーダンサーになるために上京します。
そこには、
自分と同じようなLGBTの人たちへの理解を深めるためにもっとメディアに出るべきだと思った
という理由があります。
華やかな世界で有名になることで情報発信力もつくと考えたんですね。
しかし、過酷だったため、
7ヶ月で退職となりました。
現在:再び看護師に!LGBT理解促進活動も
そして、再び看護師とて勤務を始めます。
看護師として勤める傍ら、
「カラフル@はーと」という団体を立ち上げ
LGBTを支える活動を始めます。
そして、2023年10月まで
LGBTパレードを主催するTransgenderJapanの共同代表を務めました。
両親から理解されず、婚約者とも婚約破棄になるなど
性的マイノリティとして辛い思いをしてきたようです。
今でこそLGBTへの理解は広まっていますが、
当時は苦しい思いをしてきたと思います。
これからもLGBTや多様性が理解され、
誰もが暮らしやすい世界になるといいですよね。
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